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2021年2月5日金曜日

女性蔑視の日本、顕になる


 

海外の皆様、これが日本です。

この度、東京五輪組織運営のトップである森喜朗氏が堂々と女性蔑視発言をしました。

日本ではあらゆる場面で女性が差別されているという現実が露呈されたのです。

管理職の女性起用の割合は日本で僅か12%とG7で最下位、世界平均の27%を大きく下回る。

女性の国会議員(衆議院議員)割合は9.9%で、世界193カ国中、166位 と下位に沈む。

おまけに大学の医学部入試では国立大学でも女子受験者のハードルを上げていたことも明るみになっている。

婚姻後には、夫婦別姓を選択できず多くの女性が姓を変えざるを得ないことも女性差別(蔑視)の一つとも言えましょう。

      置地廣場
 

五輪憲章では、男女平等の原則の完全実施がうたわれているそうだ。 改めて、私は冷めた思いがしている。
森氏は、東京五輪・パラリンピック大会組織委員会の会長で、発言は3日に開かれた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会での発言で、翌日に、発言を撤回、謝罪したものの、記者の質問に不愉快極まりない態度で、深く反省しているという言葉とは裏腹に、思うところを申し述べただけという本音が見えた。
 
ちなみにJOC評議委員会の委員は57人でうち女性は1人だ。
そのJOC評議委員会での森氏の発言は以下のとおり。

これはテレビがあるからやりにくいんだが、女性理事を4割というのは文科省がうるさくいうんですね。だけど女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人に見えた(笑いが起きる)5人います。
女性っていうのは優れているところですが競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分も言わなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局女性っていうのはそういう、あまりいうと新聞に悪口かかれる、俺がまた悪口言ったとなるけど、女性を必ずしも増やしていく場合は、発言の時間をある程度規制をしておかないとなかなか終わらないから困ると言っていて、誰が言ったかは言いませんけど、そんなこともあります。
私どもの組織委員会にも、女性は何人いますか、7人くらいおられますが、みんなわきまえておられます。みんな競技団体からのご出身で国際的に大きな場所を踏んでおられる方々ばかりです。ですからお話もきちんとした的を得た、そういうのが集約されて非常にわれわれ役立っていますが、欠員があるとすぐ女性を選ぼうということになるわけです。


また森会長のこの発言について国会で質問された菅総理が「詳細は承知していない。」と答弁した。

男尊女卑の日本はいつまで続くのか。

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