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2019年1月9日水曜日

ゴーン容疑者法廷で意見陳述



「love and appreciation for Nissan  」
ちょっと拍子抜けだった。
今朝、特別背任などの容疑で昨年11月19日の逮捕から拘留されている日産自動車の前会長カルロス・ゴーン氏が、あえて拘留理由の開示を求めて、法廷で 何を、どう語るか、と思っていた。
 けれど、どう語ったかが、法廷に居合わせないのでわかり得ず、公表された陳述書は、淡々と無実を主張するものだった。
しかも、冒頭に日産への愛と感謝と記されている。
2008年に私的な投資で生じた約18億5千万円の評価損を日産に付け替えたことについて、
実際の損害を会社に負わせていないと言うけれど、
金融機関から迫られた選択肢には、ゴーン氏が日産を退職して退職慰労金を担保として差し出すことも提案されたと言う。
素直にこの選択で良かったのではないか。
経営陣がこの選択を迫れなかったと言うコンプライアンスの弱さも明らかだ。


 一般傍聴席は14席、それに対して傍聴券を求めて並んだ人は1122人もいたそうだ。
フランスやレバノンの大使館関係者の席もゴーン氏側弁護人の要請で用意されたと言う。
l have dedicated two decades of my life to reviving Nissan and building the Alliance.
陳述のおしまいの方ではこのような一文もある。
どんな口調で読み上げたのだろうか。
ゴーン容疑者は、煮え繰り返る腸を抑えて、日本人の情に訴える作戦だったか。

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