自由が丘駅前 |
帰宅したら0時半を回っていた。
行きは、空高く貼りついた三日月を仰いだけれど、
帰途はただひたすらに、眼前だけを見つめて、
風がないのが救いだと凍える自分に言い聞かせて 歩いた。
各地で成人式が行われた昨夜は、
自由が丘の美容室へ行ったのだ。
平日は、杖にヘルプマークをぶら下げていたって、
自称28歳のお姉さんに席を譲ってくれる人など滅多にいないから。
座れないで立ったままだと、低い天井の電車の照明が近すぎて、眼も皮膚もやられてしまうのだ。
17時半でも空に明るみが残っていたのが悲しかった。
春が一歩一歩と近づいている。
車内は思ったよりも空いていた。
チェロより大きいコントラバスを小さな車輪に乗せて、座高より高いそれを支えて座る若い女性や、モノクロのA4サイズの女性の顔写真を片手に鉛筆画を細密に仕上げて行く男性が座っていた。
男性は、スーツにコートのいわゆるサラリーマンに見えた。
共に私の想像を大いにかきたてた。
今朝から忙しかったのか、市原悦子さんがお亡くなりになったことを知らなかった。
まだ若かった下積み時代の美容室に市原さんがよくいらしたと言う。勿論、市原さんを担当していたのは、大先輩で、今でもその人が市原さんの髪を施術していたはずだと言っていた。
テレビ民放各局は朝から、競うように市原さんの懐かしの映像を放映したり、親しかった俳優仲間のお悔やみの言葉を紹介していた。
それで、私は寝不足で出かけたものだから、髪を巻いてもらっている間にも、うたた寝をしてしまった。
美容室へ急ぐ道すがら、撮影した写真は、
自由が丘マダム御用達の創業1933年洋菓子のモンブランのショーウインドーです。
自由通りへ続く駅前のお店には、シニア向けの眼鏡店や靴屋などが並んでいた。
中には、安らぎの雑貨店もいくつか。
帰りは、22時半とあって、どのお店もクローズ。
甘酒一杯だけで出陣した私は、
お腹も空き切ってしまい、地元に帰ってジョナサンで、
浴びるほどの温かい紅茶を飲んで、国産ケールとアボガドハンバーグミートソース仕立てを食べました。
野菜も摂れて、しかも光線過敏を重くするレタスではなく、ケールで、ハンバーグも美味しいので私としては結構気に入っているのだ。 散りばめられたクランベリーも、甘すっぱくて良い演出だ。
今日の東京の最高気温は9度、最低気温は1度、晴れ時々曇りの予報です。
連休明けの方には、辛いスタートでしょうけれど、寒さをしのいでなんとか参りましょう。
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