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2019年1月26日土曜日

プータローのプライド



 プータローにもプライドがある。
私がそう気が付いたのはつい数日前のことだ。
母校の高校柔道部を取り上げた番組がローカル局で放映された。
それを無口という病気の良人(りょうじん)が見て、
真っ暗な私のいる居間に知らせにきた。
私も番組の後半しか見ることができなかった。
これは再放送にかけるしかない。
同級生を中心に幾人かにこの番組のことを知らせた。
そして再放送の日時について各人に改めてご連絡する運びとなった。
これはプータローの責務であろうと思ったのだ。
ところが、私が光を放つテレビに近づいて、番組表をチェックすることができないこともあって、再放送のお知らせが放送の前日夕刻となってしまった。
これにより、再放送については録画をするとまで言っていた者が、知り得ることができずに見逃してしまったのだ。
私は、深く責任を感じたとともにプータローの名折れだと思った。
何か手立てはないものか。
YouTubeにアップされやしないかと思って、2日ばかり待ったけれどそれもない。
仕方なく、良人にこの件を話してみた。
すると、滅多に開くことのない口が開いた。
「録画しているよ」


 100年の歴史があった柔道部が、廃部になっていた。
それを女子だけの同好会として復活して、4年前に再び部に昇格したという。
学生時代、友人に上級生の柔道部員に手紙を渡すことを頼まれて、敷き詰められた畳の上で相当数の部員が練習する体育館に 行ったことがある。男子だけの異様な光景を目の当たりにして、私は思わず下を向いてしまった。
そして、その上級生が体育館の入り口に出てきた時に、私は早口で「手紙を預かってきました。」と言って手紙を渡して一目散に逃げるように体育館を飛びたしたのを覚えている。
あんなに盛んだった柔道部が少子化とは言えまさか廃部にまでなっていたとは。


今回、良人のおかげで、
プータローとしての責務は果たせた気がする。


昨夜は、中華で散財をしてしまいました。
海老ワンタンと青菜のスープ、鶏が少なかった棒々鶏、
八角の効いた牛肉とボルチーニ茸の煮込み、
五目焼きそばです。
私は白飯も。
焼きそばに海老が3尾、半年ぐらい前に、私が二尾食べたら、
良人が、激怒したので、今回は私は海老を遠慮しましたよ。
絶対また稼いでやる!と言っても、
今は確かに私はプータローですから。



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