信じられない、信じたくない訃報がまた届いた。
市原悦子さんが12日に亡くなったと言う。
俳優座所属の女優さんだったのではなく、
大沢家政婦紹介所、所属の家政婦さんだったと言いたいほど、
私は家政婦の秋子を演じる市原悦子さんに惚れ込んでいた。
過日、兼高かおるさんの訃報のブログに、「兼高かおる世界の旅」は私の原点であり、兼高さんがロールモデル記されたコメントをいただいた。
私は、「家政婦は見た!」を観ることが生きる原動力で、市原悦子さんが演じる秋子が私の血液になって身体の中をぐるぐると巡っているのだ。
デパートだいごうの労働組合中央執行委員長演じる蓮司さんが「
シャドーフェミリー」と秋子に言う。
「シャドーファミリー」と同じ言葉を繰り返す、秋子。
単語、たった一つに、英語かぁという気持ちと、どういうこと?という問いと、もっと教えてという好奇の、それら全てをひっくるめた思いが伝わる演技のうまさに、観る側が呑み込まれてしまう。
「見ざる、言わざる、聞かざるが家政婦のイロハでございます。」と言いつつ、高級な羊羹を出されると、
「ああ、美味しい」と平らげて、見たことを話して、事態は混迷を極めて行く。
虎屋 夜の梅 |
調べたものの、市原悦子さんが羊羹がお好きだったかどうかはわかりませんでした。
それでも、秋子さんが好きだったので羊羹をお供えします。
意外だったのは、身長が160センチだったこと。
もっと小柄な方だと思っていた。
銀座博品館での、歌のライブを見に行きたかったな。
ご冥福をお祈り致します。
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