和蘭豆（らんず）でデート

ロッキー山脈の
岸壁か。

高山植物発見！

後悔しなかったと言うと嘘になる。

占いに従って注文した。

11月最後の日、
久々の和蘭豆でのデート。

 二品目に選んだのが、これ、栗のミルフィーユだ。

 

岸壁に崩れもある。
足を滑らせないように、
慎重に登るしかない。

どこぞの国の主のように、
朝のゴーちゃん占いに従ったのだ。
今日の運勢が最下位のあなたは、
 「季節のスィーツを食べてみて！」
季節のスィーツを食べれば、今日と言う日が
安泰なのだなと。
季節のお勧めは、栗のスィーツだったのだ。

久々の心弾むデートに
席に着くなり、機関銃トークが止まらなかった。
しかし、このロッキー山脈が眼前に現れて、
私は言葉を失った。
まずは、撮影、
そして格闘となった。
この間、心優しきお相手は、一息つけたに違いないけれど。

ロッキー山脈が聳え立つ前に、
平らげていたのはピザトーストだった。
何が美味しいのか、分析している間もなく
巨大な胃袋が、
飲み込んでしまったのだ。

 

ピザトーストの後は、
ケーキという選択もあったのに。
ケーキにしていたら、帰途転んだりしたのだろうか。

お相手は、ビーフシチューを召し上げっておられました。

今は、数が激減してしまった昔ながらの喫茶店、
和蘭豆は貴重なその一つです。
ラストオーダーが、平日夜１０時半というのもドラキュラには好都合で、店内の灯も優しく、ムード宜しく、分煙のくつろげる癒しの空間なのです。
ちなみにHPによれば、１２月からは、いちごフェアに変わっていました。
今年、蒲田店で、栗のミルフィーユを食べた最後の人になったのだろうか。
作り手は、これが最後の栗のミルフィーユとわかっていて、
厨房で、このロッキー山脈が征服できるか？と
「よぉー！ほっ！よっ！」なんちゃって、
気合いを入れてくれたのか、
尾根にうねうねとたっぷりのマロンクリームが載っていた。

お相手も懲りずにまたデートして下さるそうで、
季節のスィーツ、ロッキー山脈のおかげに違いないと考えたい。

今日金曜日の東京の最高気温は１５度、最低気温は７度、晴れの予報です。
宴会シーズンとなりました。
ビールはジョッキ３杯が貴方に幸運を招きます。