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2016年12月4日日曜日

2016Jリーグチャンピオンは鹿島に



真っ赤が燃える埼玉スタジアムで
優勝シャーレを掲げたのは、
白いユニフォームで戦った鹿島アントラーズだった。
おめでとうございます。
赤と赤の対決となった、
J1チャンピオンシップ決勝2回戦。
3年前からか浦和は、毎年終盤に失速して、優勝を逃してきた。
今季は年間順位で1位となり、厚い選手層で熱きサポーターの声援に応え続けてきた。
1回戦でアウエィゴールを上げ1対0で勝利し、ホームで断然有利となった浦和が勝利するのか。
はたまた、 かつての常勝軍団鹿島アントラーズが逆転優勝なるか。
昨夜上野まで出かけなければならなかったドラキュラである私は、夕刻5時前にコートを着て玄関に立ち、
5時丁度、真っ暗になって自宅を出発。
試合開始の7時半までに帰宅すべく、
電車の中でも貧乏ゆすり状態となった。
帰途、ワンセグで観戦しながら、ドアを開けて、
テレビ観戦に切り替えようとした時、
かつて鹿島の選手だった興梠選手が先制点を上げた。
開始わずか7分だった。
お弁当や大福が入った袋を持つ手の力が抜けた。
それでも微かな望みと、サッカーに起こることがある奇跡を信じて、観戦は続けた。
お弁当を食べる気力は失せた。
そして、前半終了間際の40分に鹿島、遠藤選手のクロスに金崎選手が頭で得点した。
金崎選手は、怪我から試合欠場も予想されていた。
アナウンサーが「執念のゴール」と言ったけれど
まさにその通り。
前半のうちに追いついたことで、しぼみかけた希望が膨らんだ。
後半戦が始まる前に、お弁当を撮影すると、一気に平らげた。
後半の序盤から、両チームとも交替カードを切って、
攻撃の選手を増やした。
そして34分、鹿島の途中投入されたFW鈴木選手がゴール前で槙野選手に倒されて PKを獲得した。
蹴ったのは、金崎選手だった。
強く早い球が、かつて大分のチームメイトだったキーパー西川選手の守るゴールを奪った。
その後、槙野選手を中心に浦和はパワープレーに転じた。
アディショナルタイムも4分と長かったけれど、浦和は焦りからか、ちぐはぐになって行く。
精度を欠くシュートに浦和にゴールは生まれず、
2対1で、まさかの大逆転で年間総得点3位(勝ち点59点)の鹿島が年間順位1位(勝ち点74点)の浦和を下して7年ぶり8度目の優勝となった。
そしてMVPには今季、いろいろあった金崎選手が選ばれた。
浦和の終盤の戦いぶりは、まるで日本代表の試合を見ているようだった。
前半終了後、ガツガツと食したのは、
上野駅のエキュート内にあった草津亭のお弁当です。
良人と2人なのに、3人分なのはいつものこと。
 千曲(冬)、牛天丼二段重とちらしご飯のいろどり(二段重)
草津亭のお弁当は、文句なしの美味しさでした。


鹿島の選手達は先制されても、
心が折れなかったのだな。
そして、試合終了直後、
カメラが浦和の槙野選手を捕らえ続けたのも印象的だった。
浦和の選手の誰もが勝ちにこだわっていたであろう。
その中でも、特に露出が多く「優勝」にこだわり続けていた
槙野選手だった。
彼の中に、PKを献上したことも含め様々な思いが巡っていただろう。




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