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2014年1月25日土曜日

出前

今夜は、もう出前は止めたという、お蕎麦屋さんに、お盆や器をお返しに行った。駅で一駅ほど、バスで3停留所あり、これまで無理をお願いして、出前してもらっていた。
10年近くも。股関節の症状が重くて、歩けない、立ってもいられなかった時には、再三お世話になった。出前持ちが辞めた3年前に、遠いので止めさせて欲しいというのを無理に頼んでいたけれど、ご主人がさすがにもう勘弁してというのだ。遠く離れているので、器は、次回の出前の時にお返しするのが慣例となっていた。処分してもかまわないという事だろうけれど、そうも行かない。自分の物も捨てられない、断捨離できないのに、他人の物をどうして処分できようか。器は、3つ。それらを載せたお盆も、いざ袋に入れようとすると、大きくて、相当な大荷物となった。
地域の常連客で賑わうお店は、みんなそれぞれ一杯飲みながら、大相撲の初場所で沸いていた。スポーツ新聞や週刊誌が壁のホルダーに差してある。照明は、店内の中央だけで、光線過敏の私にに配慮してくれているかのように、客席の照明はどこも消してあった。
夢中で食してカツ丼の写真を撮り忘れ、半分になってしまったもので、端だけの写真となりました。
今日の東京は昼間13度もあり、夜も比較的暖かだったけれど、やはり今の時期は、鍋焼きうどんそして、受験生じゃないけれど勝ちにこだわりカツ丼。これからは、バスに乗ってこないと食べられないのだなぁと謹んでいただこうと思いつつ、やはりがつがつ食していると、テレビのニュースから、マルハニチロの子会社のアクリフーズの冷凍食品農薬混入事件で、容疑者が逮捕されたと流れて来た。相撲で沸き、都知事選挙の話題で盛り上がっていた常連客らしきの1人のおばさんが、「なんか不満があったんだろうかね。これでこの人、人生終わったね。」と言った。
 しかし、どうしてこんな大事件を起こしてしまったのだろうか。被害者は1600人を超えるという。有害な農薬を口にしてしまった被害者は今でも生きた心地がしないと思う。食べることは、毎日だ。安全が当たり前だったのに。出前をしてもらえない事となったので、ますます冷凍食品に頼りたいところなのに、どうしたらいいものか私は、途方に暮れる。

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