昨年末に、和食がユネスコ無形文化遺産に登録された。和食とは、納豆だって干物だってそうであろうけれど、おせちはその代表格かもしれない。登録の際に、政府が和食の特徴を4つ掲げたそうだ。
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置地廣場 |
その内容は、海、山、里と表情豊かな自然が広がり、各地で地域に根差した多様な食材が用いられていることや、季節の花や葉などで料理を飾り付けたり、季節に合った調度品や器を利用したりして、季節感を楽しんでいること、栄養バランスが良く、動物性油脂が少なく肥満防止等に役立っていること、日本の食文化は、正月などの年中行事と密接に関わって育まれ、食の時間をともにすることで、家族や地域の絆を深めてきたなどだ。おせちは、 これらの4つを全て満たしてなお、おつりがきそうだ。
しかし、お三度が全くもってして苦手で、近年頑張らないことをモットーにしているので、おせちは取り寄せました。和食の特徴とされる家族の絆を尊重すべく、今年は2社から取り寄せることとしたのです。年末年始に獲物を狙う虎同士と化すのは、和食の神髄に反するのだから。いつもは、3〜4人前のおせち3段重がわずか1日半で空っぽになるのでした。
そして、来年には、消費税が上がるので、今年限りと決めました。来年は、カップラーメン、カップ焼きそば、たまごかけごはんと心に堅く誓っている。これらは、日頃は食さないようにしているので、特別な日に解禁する真に「ごちそう」と言えましょう。
今回のおせちの一つは、日頃お世話になっているなんとかレディーから冷凍のを、もう一つは、誤表示で名前が連なった百貨店から、浅草の料亭のものだ。誤表示が報じられた時には、時既に遅し、注文した後だった。急かされて、告白されて、踊らされている消費者の一人だ。
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小さなキャノンが優れものなので、冷凍の霜まで写っていますが、お愛嬌ということで。 |
届いた日にちも異なり、年末から食し、昨日全てを平らげました。今年も平和でありたい。
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