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2023年8月24日木曜日

本日処理水?海洋放出


「関係者の理解なしには、いかなる処分も行わない」

東電と政府は2015年福島県漁連に文書で約束していた。

汚染水と一緒にこの約束も水に流すこととした東電と政府。

22日、アメリカから帰国した岸田首相はすいすいと汚染水の海洋放出を始めると表明した。

この時、岸田首相は「たとえ今後数十年の長期に渡ろうとも処理水処分が完了するまで、政府が責任を持って取り組む」と言ったそうだ。

日本中の誰もが信じはしないだろう言葉。文書で約束しても反故にするのだから。岸田政権はいつまでもつのか。岸田総理は不死身なのかとも言いたくなる。

勿論、全漁連の会長は「(海洋放出)反対に変わりはない 」としている。


そもそも終わりが全く見えないのだ。

海に放出する一方で、汚染水はどんどん増え続けているのだから。

「凍土壁」が役割を果たさずに、建屋内への地下水の流入が止まらないことは以前から指摘されていること。汚染水の源である燃料デブリの量は880トンにも及ぶと言う。それが取り出せたのは、耳かきで取れる程度の僅かな量だ。燃料デブリの取り出しは先が全く見えない。

その燃料デブリに雨水や地下水がどんどん浸水してくるのだ。

遮水壁の対策もせずに、トリチウム除去に成功したと言う会社の装置をテストもせずに、ただ薄めて水に流し続ければ良いというのは、あまりにも無責任で知恵がないのではないか。

漁業関係者にはお金で償えばことがすむのか。漁業を継ぐ人はやがていなくなるだろう。

海洋放出以外の方策に注力して、放出を途中で止めることを切に求めたい。


「水に流す」の次は「土に返す」だと言うのはジャーナリストの鮫島浩さん。「放射能汚染土は、あなたの街にやってくる」と言うのだ。5分のYouTube動画ですので是非ともご視聴ください。

マスコミが報じない「処理水」問題の核心!岸田首相に海洋放出の責任が取れるのか?←こちらをクリック

 共産党志位和夫委員長の会見も端的にまとまっています。8分ですのでこちらも是非ご視聴ください。

汚染水の海洋放出中止せよ←こちらをクリック


今日の東京の最高気温は34度、最低気温は27度、曇りのち晴の予報です。

東電の小早川社長は、2021年に政府が海洋放出の方針を打ち出して以降、一度も漁協関係者に直接会っていないと言う。東京新聞記者の問いに「要望があれば会いに行く」とだけ答えたそうだ。

津波対策も怠り、こんな大惨事を起こした当事者である東電様はお偉いのですね、無責任ですね、どこまでも。


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