G7広島で示された広島ビジョンといい、
はだしのゲンが平和教材から外されたことといい、
人によって落とされた原子爆弾が一瞬にして酷く多くの人命を奪い、過酷な運命を背負わされて生きた人々、生きる人々がいる、
とんでもない出来事のとんでもなさを薄めよう薄めようとすることになんともたまらない思いでいる。
そんな中、「95歳元広島市長が憂う『ヒロシマ』の現在地」がお題のポリタス に解を求めるように聞き入った夜でした。
95歳元広島市長は平岡敬さんで、 1991年から1999年の8年間広島市長を務められ、元中国新聞記者でもあった方。
インタビュアーは 宮崎園子さん、元全国紙記者で今はフリーで取材活動や執筆活動をしている。宮崎さんは2021年の広島平和記念式典で菅首相(当時)が挨拶文で重要な部分を読み飛ばした問題で、「のりが付着してついてめくれない状態だった」と弁明したのに対し、挨拶文原文開示を求め、のりの痕跡がなかったことを明らかにした人と言えば、多くの人が記憶しているでしょう。
平岡さんは、岸田首相がG7広島ビジョンで平和のために核が必要だと主張した後のこの8月6日に、松井広島市長、湯崎広島県知事がどう語るか注目していたと言う。
強弱の差はあるが、市長も県知事も核抑止は既に破綻していることを訴えたことは良かった。しかし、イギリスがウクライナに劣化ウラン弾を供与し、アメリカがクラスター爆弾を供与することは、共に非人道的兵器であり、核使用の敷居を低くする可能性があるから、明確に反対を述べるべきだったと。
岸田首相についても、G7で平和への提言もなく、アメリカのシナリオどおりで、議長国としての役割がもっとあったのではないか。
G7というのも、もはや身内だけ、今やグローバルサウスやブリックスを交えてのものが求められているなどと述べられています。
今回のポリタス YouTube動画は1時間18分、しばらく無料で視聴できるそうなので、是非とも平岡さんの貴重なお話しとお2人のやりとりをお聞きください。
「95歳元広島市長が憂う『ヒロシマ』の現在地」←こちらをクリック
今日の東京の催告気温は33度、最低気温は26度、雨時々曇りの予報です。
東京新聞 |
本日9日長崎原爆の日に予定されている長崎平和祈念式典は、台風6号の接近で縮小開催となり、岸田首相も出席を見送っています。
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