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2023年6月30日金曜日

ズタボロLGBTQ法成立の背景

 

 前のブログの続き。

米国カリフォルニア州で長く暮らすS子さんと、日本で広がるアメリカのLGTBQの話題がどうも噛み合わない。
 これは少なくともカリフォルニアでは、LGBTQは当たり前のように浸透していると言うことだろう。トランスジェンダートイレも普通にあるようで、人目を気にせず介助者と一緒に入ることができるトイレはS子さんにとっても利用しやすいと言う。
 そして何よりアメリカでは同性婚を国が認めているという土台が既にあり、日本とは状況が異なることを念頭に置く必要があるのだ。
 LGBTQ法の本来の目的は、LGBTQへの理解を深め、本当は当事者への差別もなくしたいものだった。
ところが、成立した法律はLGBTQをますます追いやることとなるものとなった。その大きな要因がアメリカでの反LGBTQの運動、LGBTQが女性トイレなどスペースを侵害するなとと言うものだ。そして女性トイレでの性犯罪が起こるという言説だ。

待て待て、女装した男性が女性を襲う目的で女子トイレに侵入したら、それは犯罪であって、刑法上の問題だ。女性を性被害から守るべきは当然のこと。ここでLGBTQとりわけこの場合はTのトランスジェンダーのことを言うなら、女装した男性とトランスジェンダー女性は違うと言う認識にまず立つべきだろう。

本来の求めた法律を大きく変えることとなったのが、LGBTQのTトランスジェンダーのことだ。

このTを引き合いに、法律が塗り替えられたと言っても過言でない。ここで「引き合い」ということは強調したい。維新、国民がこれを要求したわけだけれど、両党のアシストよろしく、元々この法律に後ろ向きな自公が好材料とばかりにそれに乗ったわけだ。
 
 このTの問題は非常に難しく、アメリカでの動きももう少し知りたい。

そのモヤモヤを、なんと今夜のデモクラシータイムスでジャーナリストの北丸雄二さんが解説してくれました。北丸さんは米国に4半世紀以上居住し、日本と行き来しておられます。約1時間のYouTube動画です。是非ともお聴きください。


 
 
LGBTQの正しい理解と差別解消に私たち1人1人が努めましょう。
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良い週末をお過ごしください。

 
 

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