琉球ガラス |
かりゆしを羽織りご満悦の岸田首相、
あっけらかんとした様子のかりゆし姿の高市大臣、
共に白々しかった。
戦争を煽るような報道を続ける報道ステーションも昨夜は、沖縄慰霊の日を放映。
これまた白々しかった。
かく言う私も本土で暮らし、現在も、過去も犠牲を強いられている沖縄の人たちには白々しく感じるだろう。
報道ステーションでは、沖縄戦で犠牲となった人々の遺骨が混ざる土を辺野古の埋め立てに使われようとしていることなど、微塵も触れなかったな。
沖縄戦の沖縄県民の犠牲者数は、一般住民約9万4000人、沖縄出身の軍人軍属の犠牲者数は約2万8000人、合計約12万2000人。そのほか朝鮮半島から連れてこられた人々が少なくとも300人以上亡くなっている。
旧日本軍の組織的な戦闘が終わったとされる78年前の6月23日。
沖縄戦集団自決の日本軍関与削除の教科書問題にも見られるように、沖縄の人々に多大な犠牲を強いてきた過去に、現在に向かい合っているふうで、薄めようとしているように感じる。
そして重なる沖縄の人々への差別発言。大阪府警の機動隊の「土人」発言。神奈川県議の「キチガイ」発言。つい先日も沖縄防衛局の非常勤職員が「キチガイ」と繰り返し発言していたことが明らかになった。
4月のおしまいに、地上波のTOKYO MXテレビが米軍基地反対運動で事実ではないことを放映し、基地反対運動の経済支援をしているとされた辛淑玉さんが裁判に訴えていた事件では、辛さんへの名誉毀損で勝訴が確定した。2017年に放映されたそれは、基地建設反対派が警察に暴行や犯罪行為をはたらいているとするもの。
勝訴した辛さんは、制作会社やテレビ局がテレビで取り上げた平和運動の人たちにも謝罪もないと悔しさを滲ませ語っていた。
おしまいに、岸田首相の白々しさは、
敵基地攻撃能力を保有を認めた上での、沖縄での長距離ミサイルの配備を打ち出すなど、ますます沖縄の基地化を進めていることだ。
この週末は、沖縄戦のこと。台湾有事はまずありえないとするジャーナリストの佐藤章さんのYouTube動画をお勧めします。
もう一つ、慰霊の日に現地に赴き、昨年との比較も伝えてくれたのがポリタス YouTube動画
安保3文書改定後の慰霊の日首相と知事は何を語ったか←こちらをクリック
このほかデモクラシータイムス では沖縄うりずん通信で、沖縄、石垣島、与那国島、宮古島の刻々と物々しさが増す状況、住民の戸惑いを伝えています。 ご視聴ください。
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