「隔世の感」は、写真と共にアメリカで暮らすS子さんから届いた言葉だ。
LGBTQへの差別禁止どころか理解すらままならない日本の現状に、カリフォルニアで4半世紀以上暮らすS子さんは隔世の感と言う。
写真の3つの旗のうち、一番下の旗がレインボーカラーだそうだ。
6月はプライド月間だった。
世界各地でLGBTQの権利を啓発するイベントが開催される。
1969年6月27日にニューヨークのゲイバーに不当な踏み込み捜査を行った警官と客が衝突したストーンウォール事件が発端だそう。
S子さんは、旗の写真の次に、プライドグッズの数々を紹介するウエッブサイトを貼り付けてくれた。
レインボーカラーのエコバッグ、レインボーカラーのエコボトルなどいろいろ。
日本で報じられるアメリカは、トランスジェンダー女性の女性トイレ利用が性犯罪が起こるなど大問題になっているなど。こうした言説が日本のLGBTQの理解増進のための法案を変質させてしまったことを伝えると、プライドはトレンドよ、とS子さんと何故だか話が噛み合わない。
こうして16日に成立したLGBT理解増進法は誰のための法律かわからないものになってしまった。LGBT当事者ではなくマジョリティのための法律となったのだ。
レインボー月間とは裏腹に、
自民党重鎮議員の「やっぱり区別をしていただきたい」LGBTQの人たちに対してのこの発言に心も曇る6月が終わります。
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