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2023年6月29日木曜日

第211回通常国会を振り返る


 雪崩るように法律が次から次へと成立してしまった第211回通常国会は先週の水曜日に閉会した。

戦争イケイケどんどんの一方で人権に関しては後退させるという「国柄」になることが顕になったと言える国会となった。

ところで、入管法採決の際に委員長の方に向かうべくダイブしたれいわ新選組の山本太郎議員に自民、公明、立憲、維新、国民の5党で提出された懲罰動議が、いつの間にか取り下げられていた。

えっ、どうして何故だろう?
自民党議員の皆様はあれだけ憤っていたのに。

 

  その理由の一つには、山本議員のダイブで自民党議員の2人が怪我をしたというその時の動画がネットを駆け巡った。けれど、これが怪我を負わせるほどの暴力行為か?と思われるものだったこと。

そうこうしているうちに過去の採決を巡って、自民党議員が野党議員の頬を明らかに殴りつけている動画が公開されたりもした。
不公平じゃない?という声。

もう一つの理由、私はこれが最も大きな理由ではないかと思うのだが。それは、山本太郎議員の国民の心を揺さぶる弁明で、政府与党も野党もどきの政党もなんだかおかしいぞ?、なんて国民が覚醒されては困るから。
動議にかければ、少なくとも今現在は山本議員に弁明の機会が与えられる。

これより先、国会でプラカードを掲げた同じくれいわ新選組の櫛渕万里議員が懲罰動議にかけられ、それに対して櫛渕議員が国会で弁明をしている。
勿論、テレビでそれが放映されるはずもないのだけれど、 ともかくそれが凄かった。私も聴いて心が 打たれた。
 櫛渕議員は政治家を志した理由も述べたが、岸田首相が子供達に語った首相になりたかった理由「日本で一番権限が大きい人なので首相を目指した」とは対照的なものだった。
今夜はそれを是非ご視聴ください。 27分のYouTube動画です。
 
結果、弁明の甲斐なく櫛渕議員は 戒告、陳謝に止まらない10日間の登院停止という重い罰則が下されました。
このことも怖いことですが、この先憲法改正がなされれば、平和国家の看板は地中に埋められることになるのでしょう。
 


今日の東京の最高気温は34度、最低気温は24度、晴れ時々曇りの予報です。

夏は目に見えてそこですが、悪魔はわからぬように忍び寄る術を知っているものなのですね。
 
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