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2023年3月18日土曜日

確定申告を終えて


  ぎゅうぎゅうと絞り取られた税金を、1円でも取り戻すべく医療費還付請求を毎年している。身体の具合と相談しながらようやく作業が終わった。幾ばくかのお金が戻ってくる。

難病は医療費がただだと思っている人が多いけれど、違う。
生活保護でも受けていない限り、2割の自己負担を負うのだ。
今年はやはり往復の通院のタクシー代値上がりが大きくのしかかった。
支出のベースにある医療費に加えて物価高騰と確定申告の作業を終えても、気持ちは晴れるどころか暗雲が垂れ込めている。
お財布に入れた千円札が溶けるように消えて行くことに驚き続けている。

そんな折の3月15日国会、
立憲の古賀千景議員が給食費の国からの補助を訴えた。
教員の現場経験を踏まえて、給食以外に満足に食事を摂れない子供、給食のない夏休み明けに痩せて登校する子供の現状。
そして、この物価高騰のあおりを受けて地元久留米市では小学校の給食代が500円値上がって4600円に、中学校の給食代が1000円値上がって5600円となる。高額だと思われませんか?と永岡文科大臣問うた。
 
月額5000円の負担は、家計にずしりと重い。私は大いに共感した。

が、永岡大臣はこれには答えず、学校給食の補助は国がその責任を負わないという答弁だった。
ここで問題にしたいのは、大臣をはじめとする国会の先生方がこの5千円の負担を負担として実感していないであろうことだ。

この度のガーシー議員の除名に伴い明らかになったガーシー氏にこれまでに支払われた歳費、ボーナスの支給額はおよそ2千万円だという。7月の初当選から7ヶ月半の期間での2千万円だ。
12ヶ月 で国会議員はいくらの歳費、ボーナスが支給されているのだろう、少なく見積もって3千万円か?
5千円の重さは全くわからないだろう、想像だにできないに違いない。

現に、先月岸田首相のトンチンカンな発言が話題を呼んだ。
2月6日の連合の芳野会長との会談で、芳野会長から「夏休みや冬休みは給食がなく、体重が減る子もいる」と言われると、
岸田首相は 、

「え、そんな子どもたちがいるんですか」と言ったそうだ。

この子供の貧困問題は、安倍政権時代から指摘され国会でも問題となってきている。勿論、岸田首相は、大臣として国会で聞いていたはずだ。

岸田首相は、首相就任後に「子供食堂」視察もしている。子供食堂は、民間のボランティアが見かねて食事が満足に摂れない子供達に食事を提供している場所でいわば子供たちの命綱だ。

それなのに。

日本の子供の貧困問題など岸田首相には眼中にないのだ。

日本の子供の貧困は親の貧困、つまり大人の貧困も眼中にないのだろう。

ひたすら、太平洋の向こうのどこぞのお国と、自民党岩盤支持層と、党内最大派閥だけ見てます、見てます、よく見てます!という感じ。

市井の人々はどこ?

 

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

おっしゃる通りなのに、何故、この声が政治家を動かさないのか?
やはり、政治家は、お金に苦労したことがないのだろうか?

あんこちゃん さんのコメント...

コメントありがとうございます。
国会議員の資産が公開されますが、与党自民党議員のほとんどは資産家さんですよね。例えば、生まれてから借家に住んだこともない、家賃を払ったこともない、家を買うのにローンを組んだこともない。お手伝いさんがお世話をしてくれる大屋敷に住んで、庶民の暮らしがわかるでしょうか?出身学校が私立のエスカレーター式、難関国立高校から東大だと友人も同じ環境で育った人々です。
そして、今はとにかくアメリカの要請で武器を爆買いし、軍事大国になるべく防衛費を大幅増額させたいので、国民の暮らしのための予算は削るしかないのです。そして庶民のための施策を打たなくても、ちゃんと毎回自民党議員が当選するわけですからね。と私は思いますが。