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2022年12月22日木曜日

友来たる


 コロナ禍で棚上げにしてもらっていた棚設置計画を実施してもらうべく、事前打ち合わせに友人に来てもらった。

私の勝手なコロナビビりの棚上げ期間は3年以上となる。

それをアサヒのスーパードライ500ミリ2缶で許してもらった。
サントリーは相変わらず不買運動をしているので、サントリー以外で銘柄指定して欲しいと言って。


  夏は暑さで免疫が過剰反応するのでかったるくて、動けないし、棚を設置する納戸にエアコンもない。
私が物を運んだり軽作業ができるのは、1年のうち12月と1月の2ヶ月だ。
2月になれば、杉花粉が飛散し始めて、それに過剰に反応して身体が故障するものだから。
 
友人が思いもよらずサンタの帽子を買って来てくれた。
それを2人で被って、こたつで打ち合わせ。

家の中に太陽がいるわけではないけれど、室内の弱い灯の光を遮るのにサンバイザーを着けている私はその上に赤いサンタ帽を被った。

無口という病気の牛男さんは、隣の仕事部屋に籠っている。

サンタ帽姿を撮ってもらおうじゃないかと友人の提案にのって、
「よし、今夜はそれをブログに載せよう!」「そうしよう!」
 
牛男さんを引きずり出して、撮影してもらった。
そして私は絶句。
女二人で「実物以上に美しく撮ってよ!絶対よ!」と何度も釘を刺したにもかかわらず。
はっきり言って、友人は綺麗だ。私の老いたる姿が、痛ましいほどだ。
綺麗な友人への嫉妬心より先に、自分の身体が地の下に沈み込んでいく感覚に襲われた。
病より深刻な老い。

友人は、ブログには顔をタヌキとかに変えたらどう?と言う。
けれど、それだけでは済まない。
身体つき、衣類に覆われている腕、もう全体に古狸なのだ。




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