鴨の柳川風

蘭免ん

 

　クリスマスもこれがいい。

今年は、鳥の足の予約もしないでいる。

クリスマスには、もう豚だって、鮭だっていいような気分だ。

大きなお茶碗の白飯とともに、鴨の柳川風と鴨ロースが一緒に運ばれてきた。

店主は私が一人でこれを食すると思ったのだろう。

概ね当たり。

鴨の柳川風は、合鴨のスライスが長ネギ、ごぼうと一緒に卵でとじてあるのだ。ほんのりだしが効いて、ご飯が進むすすむ。

和風クリスマス、お蕎麦やさんでクリスマス。 

粋だ！新しい！

 

山芋のバター焼きはほっくりした山芋にややお醤油味が濃くてお酒のアテには丁度いいかもしれない。

５００円玉サイズの山芋が５つ並んで５５０円と高め。

料理嫌いの私もお家で作れそうなので、次回は見送り。

 　

　お料理を待つ間、牛男さんは、先週の健康診断の疲れが取れないと言い、

私は、週の初めに用事ができて隣町まで１駅電車に乗って出かけたのがひびいて、かったるいと言う。

それでも何故か、美味しいものを食せば、愚痴は自然と消えるんだな。

 

冷たい雨つぶが、今にも固まりそうで、

パラパラと傘に音をたてる、寒い夜でした。

 

 

サンタは白い髭で顔が埋まっています、が大きなプレゼントを担いでいます。

ツリーは店主の母上様の手作りでしょう。 サンタさんも手作りかも。