ドラキュラの嘆き

子供の頃みたいになっちまって、
電車に乗るのは１ヶ月ぶり。
東京タワー以来だ。
平日に乗車したのは２月末以来だ。
そしてドラキュラだからどんな日も夜の電車だ。
写真は帰途の２４時を回ったところ。
仕事帰りの人々の群れ。
金曜だからかアルコールが入っている人も多かった。

この初夏にドラキュラが、
自宅を出ることができるのは１９時２０分だ。
格好つけてザルをひっくり返したような帽子を被って出かけたものだから、網目から光の速攻にやられる。
ホーム際の頭上には蛍光灯がビシッと並んでいるので、最前列に並びたくとも、並べない。
車内で、優先席に座って、通院時の完全遮光帽子にチェンジするのだ。
いと恥かし。
目的の美容室のある自由が丘に到着した２０時には既に亀屋万年堂は閉店していた。
それでも、冬と違って何軒かのお店は開いていた。

閉店していても
ショーウインドーが明るいと、どこかほっとするドラキュラだ。

美容室では、電球のほとんどを消してもらう。
でも真っ暗ではカットできないので、頭から少し離れたところの電灯をボール型の蛍光灯 から白熱灯に付け替えてもらうのだ。
２８歳独身OL風に仕上がったのは、２３時半だ。

自由が丘の駅構内でルノアール展の広告発見！
でも調べると１８時まで。

昼間、
自由に出かけられる人間が羨ましいな。