つい数日前も、人の道に外れた動画が配信された。
亡くなって半年以上経ても尚、倫理に反する愚劣な誹謗が続いているのだ。
竹内元県議は、亡くなる前、昨年の11月に斎藤氏が出直し選挙で再選された翌日に県議を辞任した。それにもかかわらず、それ以前と同様にデマ、誹謗中傷が止まず電話、SNS等での攻撃が続き、ついに年明けに自死に追い込まれたのだ。
その死が報じられた直後に立花孝志氏は、竹内氏の自死は翌日に警察に逮捕されることになっていたからと、全くのデマをYouTube動画でライブ配信し、まことしやかにこれまでも事情聴取されていたなどと言った。
これについては、県議会で県警本部長が立花氏の発言内容が虚偽であることを申し述べるに至った。しかし、それ以前に元宮崎県知事の東国原英夫氏が立花氏の竹内元県議の逮捕デマをXに記し事実上拡散させるなど、故人となった竹内英明元県議への誹謗中傷は深刻さを増した。
そして、8日故竹内英明元県議のご夫人が、夫の尊厳を守りたいとして名誉毀損で立花孝志氏を告訴したことについて記者会見を行った。
記者の「立花氏の事実に基づかないこうした発言がなかったら自ら死を選ばれることはなかったと思われますか?」という質問に、
「はい、思います。」と夫人は答えた。
そして本来この会見に同席するはずだったのが郷原信郎弁護士。
ご遺族竹内夫人の代理人として、立花孝志氏を被告訴人とする告訴状を本年6月、兵庫県警察本部に提出した。そして告訴状は郷原弁護士が病に倒れる直前の6月30日に警察に受理されていたとのこと。
告訴事実のうち「死者の名誉毀損」については刑事処罰の事例が過去にないこともあり、法律上の問題点をクリアーする必要があるが、竹内英明氏死亡直後に「明らかに虚偽の事実」をSNS上等で流布し、ご遺族の死者に対する敬慕の念を著しく害した行為であること、発言内容が虚偽であったことが県警本部長の答弁によって明らかになっているなど、極めて特異な事案であるとし、名誉毀損罪の立件・起訴も十分可能であると判断したと郷原弁護士はコメントしている。
そして悪性リンパ腫で緊急入院し、弁護士としての活動ができなくなったことから石森雄一郎弁護士に委ねることとしたのだと。
さらに昨年11月の知事再選以来続く兵庫県政の分断、対立とは一切関係なしに、 ご遺族の夫の尊厳を守りたいという純粋な遺族の心情に尽きるとしている。
病床で会見をお聞きになっておられたであろう郷原弁護士のお伝えしたいというメッセージをお聞きください。
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