対岸の火事ではない。
なんでN国党党首である立花孝志氏のデマに騙されたのだろうと思っている人は少なくないはず。
けれど、東京でも?
日曜日に投開票が行われた千代田区長選で、現職区長だった樋口氏の再選に次いで得票数を稼いだのは元N国党所属の佐藤さおり氏だった。
当選した樋口氏の得票数が10,703票だったのに対し、佐藤氏は6474票。3位の浜森候補が2991票で、3位の候補者と大きく差をつけた。
3位の浜森氏は、神田警察通りのイチョウ並木伐採に反対するなど、市民派の千代田区議だった人物。開発を進める現職樋口氏と浜森氏の戦いになるかと思いきや、躍進したのは元N国で無所属の佐藤さおり氏だったのだ。
大いに手応えを感じたであろう佐藤さおり氏は、夏の参院選への立候補の可能性が高くなった。
改めてN国党とは立花孝志氏率いるNHKから国民を守る党のこと。
佐藤氏は無所属でN国党とは現在は無関係と言うが、百歩譲ってもしそうだとしても、今回の選挙応援に杉田水脈前衆院議員が駆けつけており、危機感が募る。
杉田水脈氏は、民族差別、LGBTQへの差別発言、性的暴力被害者への問題発言を繰り返し、法務局から人権侵犯の事実認定もなされている。
多くの千代田区民は、 佐藤さおり氏の経歴やこれまでの言動等については知らないままに投票したのではないだろうか。
私も、佐藤さおり氏の経歴や過去の言動等について知ったのは投票日の前日。アークタイムズに出演した選挙ウォッチャーちだいさんの解説で知り得たのだ。ちだいさんは、先ごろ裁判でN国党について「反社会的カルト集団」の表現について勝訴しており(noteチダイズム)、以前から立花氏と取り巻く集団の危うさに警鐘を鳴らしてきた。
街頭演説には全国から支持者が応援に駆けつけ、盛り上げる、爽やかなポスター、実現性はともかく「減税、減税」と言われれば、つい1票を投じたくなるだろう。
余程時間がない限り、候補者について深くは調べない。
ステルス作戦で、気がついたら反社会的カルト集団に1票を投じてしまうことが大いにあり得るのだ。
是非ともちだいさんのインタビューをご視聴して、確かな候補者選びの一助にいたしましょう。この度のYouTubeは切り抜きで短いので拡散もお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿