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2025年2月9日日曜日

デモクラシータイムス マイノリティ・レポート #デモクラシータイムス


 様々な番組を配信してくれるデモクラシータイムスでマイノリティレポートというのがある。

見落としがちな社会の課題を拾い上げてマイノリティの眼差しで、辛淑玉(しんすごう)さんと北丸雄二さんが語ってくれて、マイノリティの悲しみを救い上げながらも、それでも最後には悲観的にならずこれからを良くして行くために頑張って行こう、声をあげて行こうと呼びかかてくれる番組だ。

6日前の2月2日配信では、自分が思い至らなかったその事件の奥深さを教えられて愕然とした。

2001年1月24日に起きた新大久保駅ホームからの転落事故。お酒に酔った男性が転落して、男性とそれを助けようとした韓国人留学生当時19歳と日本人カメラパーソンの3人が亡くなった。

助けようとして犠牲になったカメラパーソンと韓国人の留学生のことが記憶に深く刻まれた。とりわけ、日本が植民地にしていた韓国からの留学生が日本人を助けようとして命を失ったことが衝撃的だった。

2月2日配信のマイノリティレポートでは、この事故で亡くなった人は3名だと言うことを改めて辛さんに教えられたのだ。

私は、救おうとして命を落とした2人を深く悼み、酔って転落した人についてはどこかで恨めしさを持って悼む気持ちが薄かったことに気付かされた。

当時、韓国人留学生は26歳、カメラパーソンは47歳。あら、酔って転落した男性は何歳だったのだろう?

私は、勝手に50代の中年のおじさんを想像していた。
けれど、そうではなかったようだ。(年齢は調べてもわからなかったが)
辛さんによれば、岩手の出身の漁師の子供だった。母親が亡くなり、シケで兄を失い「めんこい子」だったと父親たちは言ったそうだ。
この事故の後、この実家には多くの嫌がらせが来たという。

1月の寒い時に、キヨスクでカップ酒を買ってホームで飲んで、また買いに行って飲んでいた。お正月に故郷にも帰らず、帰れず、お店にも入らずにカップ酒を飲んでいた、この子の人生は一体どうだったのか。そこには貧困というものがあって、貧困のベースにあるのは都市一極集中、地方の低賃金の労働力を使ってきた日本の経済のベースがあると辛さん。

そして報道ベースだけれどと言って、止まれをいう合図を見ながらもひいて行った運転手さんの 心の痛み、思いもあると。

デモクラシータイムスYouTube配信
 
新大久保転落事故から24年は、映画紹介の前、おしまいで語られています。
その他、トランプ差別の大判(大盤?)振る舞い/中国「デープシーク」AIアプリ米国ハイテク株暴落へ/タイ結婚平等法の施行 東南アジアで初/石破首相 核禁止条約会議オブザーバー参加拒否/兵庫県竹内英明前県議自死/聴覚障害児事故死賠償 健常者と同等 大阪高裁/海外でも報道 フジテレビ性加害事件/フジテレビ 労組加入者急増/河合ゆうすけ戸田市議選トップ当選/映画「スキャンダル」、映画書籍「その名を暴け」
 
デモクラシータイムス マイノリティレポートご視聴をお勧めします。

今日の東京の最高気温は11度、最低気温は2度、晴れの予報です。
日本では寒い日が続いています。風邪など召されませ尿に。
本日も当ブログにご来訪いただきましてありがとうございました。
 

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