『私は天下の百合子よ』と言わんばかりに、
坂本龍一氏が死の直前に切なる願いを込めた手紙を小池百合子都知事は受け流した。
坂本氏は、亡くなる直前に小池都知事に明治神宮外苑再開発計画の中断と見直しを訴える手紙を送っていたのだ。
その手紙に対して、小池都知事は明治神宮にも送られたらいいのではないかと発言した。
言っておくが、開発を許可したのは東京都だ。
明治神宮再開発計画は、当初伐採される木々は1000本だとか700本だとか報じられていた。
しかし、実際は3メートル以下の低木を含めると3000本に及ぶという。環境アセスメントで3メートル以下の木は対象外でその分がカウントされなかったのだ。しかもの開発許可は一部エリアなので、全体の伐採本数は3000本以上になることは間違いない。
小池氏を始めとする東京都側はこのことは十分承知の上だったのだ。
東京新聞が公開した坂本氏の手紙で、坂本氏は以下のように綴っている。
「率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません。
これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら二度と取り戻すことができない自然です。(一部抜粋掲載)」
これが報じられる以前、大阪で伐採が盛んに行われているようで、街路樹の切り株が並んだ画像がネットにアップされていて、驚いていたけれど、東も同じ。
東西伐採合戦だな。
世界の自然保護やSDGsの方向とは違うあっちの方へ進む日本だ。
今週はお時間がある時に、ストップザ神宮外苑再開発(元ラグビー日本代表平尾剛さん)のYouTube動画を是非ともご覧ください。
ストップザ神宮外苑再開発←こちらをクリック
風のない夜がやっと巡って来た時には、八重桜は散りぬる。
ジャーナリストの鮫島浩さんが、樹木の伐採は実はあなたの近隣でも起きていると言っていた。年々撮影に桜の木を探すのに苦労すると思っていたのは気のせいではなく、確かに素晴らしかった桜並木20年前の半数になっていることに気がつきました。そして偶然出くわした光景、次の写真は、桜の伐採後の工事ではないかと、実に嫌な思いでいます。
今日の東京の最高気温は18度、最低気温は12度、晴れ時々曇りです。
月曜日を迎えました。皆様のお住いの周辺の樹木は、伐採されていませんか?今週は街路樹を数えながら歩いてみてください。
3 件のコメント:
確かに百合子の方針は理解に苦しむなぁ。必然性が理解出来ないなぁ。やるなら、詳しい説明が必要だろうな。
コメント有難うございます。
都議会で共産党都議は、日本ICOMOSからの見直し意見書や多くの都民、専門家などからも見直しの声が上がり、反対署名は6万筆に及んでいることを踏まえ、見直しを迫っています。
が、自民党、都民ファースト、公明党など都議会多数の会派は再開発推進ですからね。
今だに東京、日本では、壊して、新しい建造物を作ることは「良いこと」だという考えなのですよ。
都民ファーストではなく、業者ファースト、利権大いに結構なのです。
神宮外苑再開発にかかる渋谷区、新宿区、港区の区議会議員選挙、渋谷区長選挙に期待を繋ぎたいですね。そして今も続いている、反対署名ですね。
追加です。東京維新の会も神宮外苑再開発推進です。見直すべきという陳情に反対しています。
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