おとぼけ会見だった。
三権の長である衆院議長が記者会見などという場では、ものは述べないと会見を一切開いてこなかった細田博之衆院議長。
しかし、改めてこれまで報じられてきた細田氏と統一教会との関係を振り返ると、よくぞここまで衆院議長の任に就かせていたなという思いが込み上げてくる。
安倍元首相が銃殺された後、旧統一教会と安倍氏、安倍氏の所属する清和会(細田派)との関係が次々と明らかになり、細田氏が統一教会会長や国際勝共連合会長と並んで映る写真や、2019年10月には韓鶴子統一教会総裁が出席するサミットで細田議長が挨拶する動画なども公になった。
統一教会の自民党への選挙協力を巡っては、2016年の参院選で宮島喜文氏への統一教会票の差配が行われたことは、宮島氏や宮島氏の秘書が複数のメディアに答えている。宮島氏は当選後、清和会(細田派のちに安倍派)に入り、統一教会や関連の集会への出席を求められ、応じてきたが、昨年の参院選で安倍元首相に教団票の依頼をするも断られ、出馬を断念した。教団票は安倍氏の秘書官であった井上義行氏(元教団賛同会員)に回ったのではないかと言われている。
初めての昨日の記者会見で、詳細に長々と語ったのは自らの病気についてのみであった。
参加できたのは記者クラブに所属する大手マスメディアの記者だけで、当初は記者の質問の撮影録音はダメということであったと言うから、閉ざされた会見であったわけだ。
記者からの質問への答えでは、安倍元首相が銃殺されたことと統一教会は関係がない、どうして安倍首相が殺されなければならなかったのか理解できないと言い、統一教会も自分たちも問題がないと言う趣旨の発言をしていたことに驚いた。
統一教会により多くの被害者、人生が一変し、貧困に陥り苦しんだ家族が自死するなどの事態を主に自民党清和会(細田派)の議員たちが広告塔のようになって、教団にいわば加勢し、被害者を拡大させたと言う認識など派閥のトップでもあった細田議長にはこれっぽちもないのだ。
また、報じられた複数の女性記者へのセクハラについては、Me too と名乗ってくる人がいないのだから、噂に過ぎないと。名乗ることの難しさ、特に権力者にそうすることの難しさを知ってか知らずか、逆手に取った発言を細田議長は繰り返した。
細田議長が体調不良であることは会見からよくわかったが、御年79歳、議員は辞めず、次の衆院選の出馬の意向も示した。次の選挙での教団への支援要請の会見でもあったろうか。
自民、公明党政治を変えて、政権交代を現実のものにしましょう。
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人とは良くもなり悪くもなり、区切りの時に人はわかるのでしょうな、と語ったのは今期で勇退すると言う共産党穀田国対委員長。
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