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2023年5月28日日曜日

地震多発、福島1号機の安全は祈るだけか?

 

 一昨夜7時の地震は長い横揺れだった。
この頃地震が日本のあちこちで起こっている。
つい0時にもトカラ列島であったらしい。
揺れるとドキリとするのが、福島第一原発の1号機だ。
原子炉圧力容器を支える土台が内側で全周損傷して、コンクリがなくなって鉄骨がむき出しになっている件だ。しかも土台の鉄筋が切れていると指摘するのは、原子核工学研究者で、三菱重工在籍中に伊方原発3号機の建設に携わり、原子炉の耐震構造の専門家である森重晴雄さんだ。
森重さんは震度6強で1号機は倒壊する。倒壊すれば、東北、関東のみならず日本がなくなってしまうと警鐘を鳴らしている。

倒壊すれば、人間が近づけない放射線量の放射能物質が放出される。人間が近づけなくなれば、操縦不能。コントロールできなくなるのだ。
 
1号機原子炉圧力容器の横には、核燃料プールがある。そこには392体の核燃料体が取り出せないままにあるのだ。しかも、そのうち380体が使用済み燃料体で、使用済みは使用前の1億倍の放射線量ということだ。
 
森重さんは、原発に入っている放射能の量は、核弾頭の比にないと言う。福島第一原発、第二原発だけでもその放射線量は、世界が持っている核弾頭よりも上回るのだと。

森重さんは、警鐘を鳴らすだけでなく具体案を持って、政府要人に早急な対応を促したが、東電が動かなければとの回答であったそうだ。

森重さんの提案を簡単に例えれば、足首を怪我した人をかい助するのに患部は持たずに肩を貸す。それと同様に、土台(ペレスタル)は放射線量が高く人が近づけないので、フラスコ型の上部を支えるようにして倒壊を防ぐというものだ。

この問題、具体策については、西谷文和路上のラジオ133回YouTube動画で語られています。
 
この日曜日に是非ともご視聴ください。
 
およその国の軍事支援と、およその国にご迷惑をおかけせず日本の安全を守ることのどちらが先でしょうかね。
 
 
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