66キッチン |
赤銅色の月食より褐色のカキフライを選んだ私。
今は悔いなし。
3年ぶりにカキフライにありつけた感動の余韻にある。
付け合わせはレタスだけになったと言う。
レタスは光線過敏の症状を重くするので、変えてくれるかとお尋ねしたら、そんなわがままを聞き入れてくれて人参と玉ねぎのスライスが添えられた。
感謝。
以前はタルタルだけで、おソースはお願いすると別の器に入れてくれていたけれど、この度は、どちらもたっぷりの安心。
私はおソース派。
祝福のおソースを大粒のカキフライにたっぷりとかける。
サクッと衣が砕けて、ジューシーな広島産の牡蠣が口の中に広がる。
感動。
ちょっとタルタルもつけてみる。
これまたいける。
最近はもうフライが食べたいのか、おソースが恋しいのかわからないぐらい、おソースをかけたフライ、とんかつが食べたたくて仕方なかった。
すっかり、リモートワークでお皿洗いを自らの役目と認めた牛男さんに、
「ステップアップにフライをやってみない?」と尋ねたこともあったけれど、例によってうんともすんとも言わない。
「このままだとカキフライを食べずに一生を終えることになってしまうのよ。」と急かしてみたけれど同じ。
3年ぶりに貪るようにカキフライを平らげた。
近頃すっかり食が細くなったと思っていたけれど、思い違いだった。
美味しいものは、相変わらずいくらでも食べられるのだ。
つまり、自ら作るごはんが不味すぎるのだ。
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