日田市には高校の同級生も暮らしているので案じている。
深刻な被害が伝えらている大牟田は、健康だった時に仕事で訪ねたことも思い出した。
九州での豪雨は今後も続くと報じられているので、心配が続く。
そして被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
一昨日、熊本の被災状況が報じられて、筑後川のことを思っていた。
合唱組曲で有名な筑後川の歌詞が彼方から聞こえてくるようだった。
高校の合唱祭では、この筑後川が好まれ毎年必ずいくつかのクラスが歌唱を競い合っていた。
作詞は地元出身の丸山豊、作曲は團伊玖磨だ。
詩の全文は丸山病院が掲載しているこちらをご覧いただくとして、以下の歌詞が心に残る。
筑後川 「ダム」からの抜粋
いそいそと瀬を走り
青葉をくぐり若葉をくぐり
もだえてみぎに左にうねり
愛の水かさがふくらんだところで
非情のダムにせきとめられる。
川よ
愛の川よ
もっと深さをもつように。
もっと重さをもつように。
もっと冷静であるように。
そして、合唱曲のおしまい「河口」の歌詞で私が最も深く心に残るのは、
筑後平野の百万の生活の幸を
祈りながら川は下る
有明の海へ
筑後川筑後川
作詞作曲された昭和43年当時は、筑後平野の人口はざっくり100万人だったようだ。それから50年以上経ているわけだけれど、
国交省の筑後川河川事務所のHPによると、筑後川流域人口は約109万人と記されている。平成17年度末には111万人との同省の調査結果があるので、近年やはり人口減少の傾向にあるのだろうか。
ここで筑後川は熊本、大分、福岡、佐賀の4県にまたがり、上流に日田市、中流には久留米市及び鳥栖市、下流には大川市、佐賀市等の主要都市があると説明されているので、上記の市が流域人口となろうか。
合わせて、川が九州北部における社会、経済及び文化活動の基盤をなすとともに、古くから人々の生活及び文化と深い結びつきを持っていると記されている。
人々の生活に欠かせない川であるから、「生活の幸を祈りながら川は下る 」と謳われているのだろう。
高校時代、この合唱曲を聞いていると、横浜から遠く九州の筑後川への憧れがわあっと募って行った。
たおやかな筑後川も、豪雨という自然の脅威には叶わないのだな。
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