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2020年5月3日日曜日

喜びのハードルが低くなる



 心が晴れないままに皐月を迎えました。
私の場合、抱える難病に治る見込みがないので、心が五月晴れと言う日はもともとありませんけれど。
それももう15年を超えました。
つい先月の通院でも、「光線過敏について治ることはない。」
少しはマシになることはあるかもしれないけれど、もう身体が記憶してしまっているからと、医師から言われた。
かつては、治ることがあるとも医師は言ったのに。
医師の方では、そんな昔の話はとうに忘れてしまったのか。


このコロナ禍にあっては、喜びのハードルがどんどん低くなってきている。
未明のスーパーマーケットで、
いくつかのキレイキレイ(ハンドソープ )を発見した時、
感極まった。
ハンドソープの棚は随分と前から空っぽだ。
ドラッグストアの中にはハンドソープの売り場自体を無くしてしまったところさえある。
棚に置かれた3個のキレイキレイが金色に輝く金塊に見えた。
いやいや金ではいけない。
金では手指の殺菌はできないから。
キレイキレイでなければならないのだ。
まともなマスクを発見した夜には、喜びのあまり卒倒するかもしれないな。



スーパーマーケットの片隅に、
行き場を失くした鉢植えのお花が突如並びました。
何せお花屋さんも休業ですから。
燃えるような赤い唇が集まった金魚草は、今にもぺちゃくちゃと喋り出しそうです。


同じくスーパーマーケットの片隅に崎陽軒の出店がかろじて営業を再開しています。
お弁当の種類は、定番のシウマイ弁当と、季節のお弁当、チャーハン弁当のみです。
本日は、改めて季節のうつろいを感じたおべんとう初夏にしました。涼やかな水辺に青や赤の杜若がとても美しい包装紙に目を惹かれました。


ふきと錦糸卵が散りばめられた山菜ごはんには春の余韻が感じられます。
鶏のピリ辛焼き。
カレイの香り揚げ。
こおりこんにゃくとワカメと油揚げとかに風味かまぼこの和えもの。
 昔ながらのシウマイは2個。


そのほか鹿の子合わせ豆腐煮、 人参煮、蓮根煮、卵焼き、柴漬け、小粒大福が入っています。
どれも美味しかった。


コロナには終息する日が来るでしょうから、
なんとか萎えずにまいりましょう。

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