穏やかな二の酉の夜でした。
鳥居をくぐれば、
いきなり人生相談だ。
太陽には全く当たれない難病の道しるべがあるなら苦労はない。
心の中でバーカと呟いた。
酉の市の楽しみは、何と言ってもこの煌びやかな熊手だ。
店によって、異なるし、同じ店でも昨年と今年では、
飾り物が違うのだ。
大きい熊手ほど高い所にある。
売れるたびに、熊手を取る作業に、
見ているこちはひやひやするのものだ。
慎重に熊手が下される。
あちこちで手締めの威勢のいい声が響く。
熊手の補充にも忙しい。
こちらは、仕上げの飾り付けを任されたお姉さん。
お姉さんは、髪にも同じ飾りを粋に挿していました。
いつもの岡庭さんで、自宅用と良人の職場用に小さな熊手を買いました。
昨年、良人に向かって念入りに、切り火をしてもらった甲斐があり、良人が快調だったことを、いつものお兄さんにお伝えすると、お兄さんも喜んでくれました。
今年もまた、切り火と手締めを景気良くやってもらいました。
「家内安全、商売繁盛、ますます繁盛〜」
そして今年は三本締めで、「良いお年を!」と。
岡庭さんでも、熊手の飾りを直すべく、竹で組まれた屋台に載って作業が。
重量オーバーの私が載ったら、屋台が崩れ、倒れて、折角の熊手が全部破損して、「きゃー」と言う悲鳴が上がって、大騒動になりそうだ。
もし、そんな事態になったら、お兄さん方には労災はどうなのかなとか、熊手の保障はどうなるのだろうと考えたりもした。
売約すみの紙が貼ってあった、上の熊手は推定100万円のもの。
客人が来店する前に、飾りを念入りに直しているところ。
切り火 |
岡庭さんのお店に掲げられた熊手の数がやや乏しいと思ったら、
心配無用、
高く積まれた段ボール箱の中には、サイズごとに熊手が入っているようです。
今年は三の酉まであるのでね。
ある程度の大きさの熊手を買っておられたのは、
飲食店経営者や、
会社経営者がほとんどだったように思います。
挿された札に、スナック◯◯◯と言うのが目立ちました。
岡庭さんには、芸能人の方の名前の入った札も。
ご本人が買いに来られるそうです。
我が家のは小さなこちらです。
今年は、目がぱっちりした招き猫ちゃんにしました。
何故か眉もあるのですよ。
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