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2018年11月18日日曜日

歯医者へ行った



 ドラキュラには有難い夜の通院とは言え、
歯医者へ行くって気が重いものだ。
今週は、「歯医者だな」と思って始まった1週間だった。
聞いているんだかいないんだかわからない良人に向かって
「牛男さん、今週はあんこさんは歯医者ですからね。」などとアナウンスもした。


 行った先は、長くかかっている歯医者だ。
偶然にも隣町に住んでいた高校の同級生にお勧めの歯医者を尋ねてみたら、一押しは大学病院だった。
大学病院の歯科は当然のように真昼間だ。
太陽光を防ぐべくフル装備での通院は、体力的にも厳しい。
抱える難病の昼間の通院だけで一杯一杯だ。
というか余分な紫外線を浴びて、難病の方が悪化する可能性が高くなる。
次に行きつけのハンバーグ屋の店主に尋ねてみた。
店主がその場に居た馴染みの客達に聞いてくれた。
客達は異口同音に、「◯田」と言ったのだ。
◯田は私が長くかかっているところだ。

◯田クリニックは、以前にも増して、患者が溢れかえっていた。
照明を避けて座るどころではなかった。
私は、外で待つことにした。


 結果、虫歯なし、歯周病でもないと言われた。
一大決心して乗り込んできた私は、
「先生、虫歯、どこかにあるでしょ?」
と追及した。
さばききれないほどの患者がいるという現実。
歯科医は、痛みもなけりゃ、見た目に虫歯もないのだからと思ったのではないだろうか。
「被せてある 金属の下が実は虫歯ということはないでしょうか?」
何故か、私は虫歯であることに頑張ってしまった。


そしてレントゲンを撮ることになった。
すると2本ばかり被せてある金属の下が虫歯だという。
決して嬉しくはないけれど、どこかほっとした。

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