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2018年5月3日木曜日

加計学園問題で元首相秘書官一部の記憶を蘇らせる方向で調整



 記憶喪失が回復して良かったと言うほど国民はおめでたくない。
元首相秘書官が、失った記憶を蘇らせる方向で調整に入ったらしい。
しかも、ご都合があるらしく、記憶の一部だけ蘇らせるそうだ。
 学校法人加計学園獣医学部新設計画を巡り、昨年7月に行われた衆参両院での閉会中審査は「記憶がない」と「記録がない」が連発されて終わった。
2015年4月に 愛媛県と今治市の担当者が加計学園獣医学部新設協議のために首相官邸を訪れた際に対応したのが当時首相秘書官だった柳瀬氏だ。
この時期というのは、獣医学部新設を国家戦略特区に正式に提案する2ヶ月前に当たる。
 この面会について、今治市は官邸面会記録を途中で非公開にしたが、今年4月には、愛媛県側が備忘録として、柳瀬氏が「首相案件」などと発言した記録文書を明らかにした
 さらに同様の文書が農水省からも見つかった他、文科省では内閣府から愛媛県、今治市、加計学園幹部との面会予定と記載されたメールも見つかっている。
 柳瀬氏は、閉会中審査で「会った覚えはない」「記憶をたどっても会っていない」と答弁した。
備忘録の存在が明らかになっても、「記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない」とコメントしていた。


 今回、蘇る予定の記憶というのは、愛媛県や今治市の職員との面会ではなく加計学園の職員との面会についてとなるらしい。
その理由は、国会での質問が今治市の職員と面会したかであったこと、柳瀬氏のこれまでの答弁やコメントが愛媛県職員や今治市の職員との面会の否定であって加計学園職員との面会の否定はしていないのでこれまでの答弁等が虚偽にならないということらしい。
加計学園職員の後ろに、愛媛県職員、今治市の職員がいたかもしれないということにするそうだ。
こうした記憶の調整はどこの誰と計るのだろう。
おかしな話だ。


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