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2018年5月28日月曜日

涙活



 涙活というのをテレビで知った。
泣くことで副交感神経が優位に働いて、リラックスできるということだ。
しかも、一回泣けば、その効果は一週間持続するともいう。


活力が乏しい私は日頃から「活」という言葉に憧れていた。
就活、朝活、はしようにもできない。
婚活は、かつては必死だったけれど、必要がなくなった。
笑うことが健康に良いとよく言われる。
こんな難病奇病を患っていて、どうして笑えるかっていうのだ。
考えて見ると、笑うのは一年に一度あるかないかだ。


 一方、泣くことならいつだって泣ける。
闘病生活は13年を超えた。
しかもこの闘病生活には、ゴールがない。
夜しか外出できない不自由な生活。
防ぎようのない家電の稼働ランプの光で、
家の中ですら安泰な場所がない。
負担の大きい医療費。



ところがいざとなると泣けなかった。
過去に泣き続けて涙も枯れたということもある。
私の場合、病の発病が母の亡くなる直前だったのだ。
その時から、股関節の壊死やリウマチ症状による痛みでまる6年毎日毎日泣き続けた。
涙活の実績としては立派なものだ。
ここに来ておいそれ泣けない理由は、
光をプロテクトする大事な日焼け止めが流れ落ちるからだ。
まさに泣くに泣けないとはこのことだ。
真っ暗な浴室で、入浴の時にわぁーわぁーと泣くしかないな。

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