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2018年5月19日土曜日

品川ナイト



ぼやっと出かけて、
カメラの電池を入れ忘れていたことに気がついたのは、
目的地の品川駅に着いた時だった。
数日前から、
憂鬱の虫が背中に貼っ着いている。
ついに来たか、
闘病13年目にして、
鬱病の始まりかという感じだ。
大抵の人は、こうした闘病生活10年で陥るらしいけれど。


いつものカフェでは、
憂鬱の虫が剥がれそうにもないので、
品川まで出かけることにしたのだ。
ブログを遡ると品川も半年ぶりだ。


じめっとした金曜の夜の電車は、
疲れきった人々でいっぱいだった。
そんな電車を一台見送って、
少し空いている電車に乗った。
思いがけず、席を譲ってくれる人がいた。
雑踏に紛れて、交差点を渡って、
3着ばかり洋服を試着してみたりすると気が紛れていった。

閉店間際にふらっと入ったブティックでワンピースを買った。
いつになく迷いがなかった。
すると気分がかなり上向いて来て、ウイング品川ウエストにある玉寿司に初めて入った。
ウイングウエストの食事処は、忙しくて、追い立てられるようで全く寛げなかったという印象が強く残っていて、倦厭していた。
昨夜は、お寿司が食べたかったので、玉寿司をちょっと覗いて見たのだ。
店内は静かだったし、案内された席の頭上には、ライトもなかった。


会計は極めて明朗で、
ネタ別の値段がそれぞれ明記されていた。
だいたい一貫200円、300円といった感じだ。
安心のお値段に、好みのネタ、
漬鮪、鰤、鰯、鯵、手巻きの鮪を注文した。
とても美味しかった。
電池のないカメラが悔やまれた。

僅か8貫と手巻き1本でぽんぽこりんになって、
その後、スィーツどころかコーヒーも入らない感じだった。
気に入った物を買って、美味しい物を食べて、
気分上々になるのは、
28歳にしては少々古いかもしれない。
今は「コトで」だろう。
まあ、こうやって背中に貼りつく憂鬱の虫を剥がしては、
捨て、また剥がしては捨てて
やっていくしかないのかな。

今日の東京の最高気温は28度、最低気温は21度、雨のち晴れの予報です。
皆さまにおかれましては、素敵な週末をお過ごしください。


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