今年の私は真っ暗だ。
お焚き上げ |
初詣に出かけて、具合が悪くなったのだ。
迎えた新年、
0時を回って初詣に出かけた。
昨年よりは、大きな神社に向かった。
昨年は、初詣の準備に追われる真っ暗な神社で、
参拝もままならなかったから。
すると今度は、まさかの参拝を待つ長蛇の人の列だった。
境内の外、大通りの歩道に人また人が連なり、1時間待ちの状況だ。
都会に住む健康な人は、ハワイか故郷で元旦を過ごすものではなかったか。
Photo Ushio |
列は遅々として前に進まず、30分を過ぎた時、
どうにも具合が悪くなってしまったのだ。
私に背を向けて、神社の石塀の方を向いて立つ良人は私の異変に気がつかなかった。
具合が悪くなった旨を良人に伝えると
「写真だけでも撮るんだ!」と無口な良人は、スポ根漫画に出てくる鬼の監督のようなことを言った。
参拝を待つ人の列とは別の入り口から、
境内に入って、私は泣きながら写真を撮った。
そもそもブログを私に勧めたのは良人だ。
私は、2005年の春に、健康と仕事と母親を同時に失った。
来る日も来る日も涙が出て、涙が止まらなかった。
食事の途中でも涙が溢れ出したのだ。
そして世の中の景色が、モノクロにしか見えなくなった。
そんな毎日が続いたある日、良人が私に勧めたのがブログだったのだ。
Photo Ushio |
撮り終えると、良人は、決して軽くはない体重の私を負ぶって帰ると言った。
デブがデブを負ぶって、転がれば、さらなる惨事になろう。
とりあえず、ジョナサンで休むことにした。
果たして、元旦の1時50分、ジョナサンは営業しているか。
ジョナサンはやっていた。
店長とスタッフが「明けましておめでとうございます。昨年は有り難うございました。今年もよろしくお願いします。」と温かく迎えてくれた。
こちらの ジョナサンは年末年始も24時間営業だ。
今年もドラキュラの頼になる、ジョナサンだ。
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