今時なら、午前4時に朝刊を買いに外に出ることができる。
これが夏場ならば、午前3時を回ると外出できない。
肉眼では真っ暗闇夜にしか見えなくても、紫外線はしたたかに降りてきているのだ。
昨日は、ブログを更新してから朝刊を買いに出て、駅の改札口にあるマックへ行った。
今しかできないことをしていると思うせいか、マックのカフェラテがいつも以上に美味しく感じた。
つい日曜日には、とんでもなく慌てたことがあった。
同じような時分に、ファミレスに行って、チーズフォンデュを注文した。
注文すると間も無く、チーズの入った陶器のお鍋がセットされた。その下には、既に炎があった。
メールなどを打って、チーズがぶくぶくしてくるのをじっと待った。まだ沸かないなと、トイレに行ったり、ドリンクを飲んだりした。紅茶、緑茶、コーヒー、また紅茶と。
けれどチーズは、静かな湖のようなままだった。
ついに待ちきれなくなって、ブロッコリーをぼちゃんと浸けてみた。
チーズまみれのブロッコリーを取り出して、口に入れるとぬるくさえ感じない。
白い炎が頑張ってるようでもあって、頼りないようでもあった。
チーズの湖面を見たり、炎を見たり、
気がつくと、後10分ほどで5時になる時刻となっていた。
慌てて、スタッフを呼んだ。
そのあとのことは、よく覚えていない。
1分、1分と時間が進んで行くことだけが気になった。
スタッフは、厨房とテーブルをあたふたと往復していたけれど、ついには液体燃料ではなく、固形のに変えてくると言って、チーズの入ったお鍋を持って、いなくなった。
おそらく5時半が限界だろう。
そんな限界時刻までファミレスに居るつもりは毛頭なかったのだ。
固形燃料に変わったら、今度は、チーズが煮えくり返って、あっというまに、チーズはお鍋の底に縮んで行こうとしていた。
紫外線が降りてくるという焦りと、食い意地のつっぱり合いで、
向きになって行く自分があった。
かくして、舌は火傷した。
突いたフォークの的が外れて、真っ赤なピーマンがテーブルの上を飛んだりもした。
こりごりだ。
だからマックカフェが丁度いい。
5時10分、「行ってらっしゃいませ!」お店を後にしたときに、マックのスタッフからかけられた言葉がちょっと痛かった。
ドラキュラは無職だから。
紫外線が降りてくる前に、おうちに帰るのです。
今日の東京の最高気温は8度、最低気温は3度、晴れの予報です。
今日が仕事納めの方が多いでしょうか。
お疲れさまでした。