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2018年12月21日金曜日

Muse(ミューズ)細胞で治験



 本年最後の通院は、
想定外の辛いものとなった。
「チクショー」と大声で叫んで、池に向かって遠く小石を投げたい心境だ。
けれど、それすらできないことに気づくと、今度は脱力だ。
太陽光で火傷する私は、黄昏時にも外出できないから、
漆黒の闇夜に出かけて、地面と水の際がわからないだろう。
自らがぼっちゃんと池に沈むのが関の山だ。
上手く投げることができたとしても、
小石が空を行くのも見えなけりゃ、
小石が水面に作る波紋も見えないに違いない。


 ふてくされていたところ、
今朝の報道番組で、難病である表皮水泡症の治療に向けて、
Muse(ミューズ)細胞 を用いた治験を開始すると発表された。
ミューズ細胞は、東北大学の出澤真理教授によって発見されたもので、組織再生をもたらす多能性幹細胞で、腫瘍性がないことが特性だという。
 詳細は、 Muse(ミューズ)細胞、出澤真理教授で検索いただくとして、これまで治療のしようもなかった病にも、光が当たったこと、この「万能細胞」を発見した女性研究者への思いが、
私を久しぶりに嬉しい気持ちにさせてくれた。
置地廣場


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