百貨店バイヤーの目は確かなのか？

　このクリスマスに、がっくりしてしまった。
この数年、百貨店離れが言われている。
そんな中でも、私は、やっぱりこれぞというときには百貨店を利用する。そして、外出がままならない身体になってから専らネットでの購入だ。
　今回は自分へのクリスマスプレゼントに、ブランデーケーキ を百貨店オンラインで購入した。
昨日、それが届いて、ブログを更新した後に、開封した。
小さなブランデーケーキが３本、それぞれが小箱に入っている。
箱の帯封を開けようとすると、帯封に原材料が一つ一つ記されていた。
その中に、まさかのベーキングパウダーがあった。
ベーキングパウダーは含まれるアルミニウムの有害性が以前から指摘され、１０年ほど前からは、アルミニウム不使用のベーキングパウダーや重曹などより安全なものに変わってきている。
一切ればかり、切って口にしたけれど、気になって食べ進めなかった。
製造販売会社にメールで尋ねると、今朝早々に回答がきた。
「アルミニウムの入ったベーキングパウダーを使用しております。」と。
サイズの小ささと箱入りも気に入って購入した。
誰かにプレゼントもできるからだ
　しかし、有害なアルミニウムが入ったケーキ を他の人にプレゼントすることもできない。
そもそもブランデーに浸けるケーキにベーキングパウダーを使用する必要性はあるのだろうか。
百貨店のバイヤーは、何を基準にこの商品を選んだのだろう。
帯封には、原材料の全てが記載されているので、百貨店の食品バイヤーは、百も承知でこの商品をネット上でPRしたということだ。

　今でもスーパーマーケットの棚を埋めるケーキには「膨張剤」と記載されたケーキなどが並んでいる。それは、おそらくアルミニウムのベーキングパウダー使用ということだろうから購入は控えている。
　ネットでの購入は、原材料の全てについては、サイト運営者かメーカーに尋ねるしかない。ここで百貨店のサイトだと、ついそれなりの安全なもの思ってしまうのだ。
けれども、今回の件で、
百貨店の食品バイヤーに食の安全への意識がなく、知識もないのではないだろうかと思った。
百貨店で購入する意味は、やはりなくなってきているのかもしれない。