下倉節子 横たわる女 |
銀座コリドー街にある銀座アートホールで開催されている
2019彫刻10人展へ行った。
中学時代の恩師が出展してしていたのだ。
6時半の閉館には、
自宅の最寄り駅までのほんの数分の間、夕陽を防がなければならなかった。
救いは、紫外線を全く通さない革のコートを羽織れる季節だったこと。これで、身体の防備は容易だった。
問題は、顔だった。それこそテロリストのように顔を完全遮光布で覆いつくし、サングラスをかけて、雨でもないのに完全遮光傘をさした。
電車の中で、夕陽は完全に絶えたので、覆面をとることができて、ほっと一息。
今回の恩師のお作品は5点だった。
下倉節子 想い |
彫像「想い」は、空間に漂う、切なさや、時の停滞を感じた。
もう一つの彫像「横たわる女」は
人の肉体がこうも陽気な塊なんだと思わせてくれた。
「想い」が空気を支配しているのに対して、
「横たわる」は、彫像それ自体が力を発していた。
座る女 |
クロッキー |
クロッキー(速写画)は、素人の私が何かを感じとることができる領域にはもはやなく、
プロのなせる技としか申し上げるしかありません。
下倉節子 立つ |
テラコッタ「立つ」は消え入りそうな、儚さを讃えた姿が心に染みるお作品でした。
何分にも写真の技術が、未熟で、彫像の魅力が伝えきれないで、
歯がゆいばかりです。
2019彫刻10人展は、明日日曜日(3月3日閉館16時)まで、新橋駅から徒歩3分の銀座アートホール2階で開催されています。(入場無料)
魅力あるお作品の数々が、異空間に誘ってくれます。
0 件のコメント:
コメントを投稿