五反田まで足を延ばした。
駅東口を出て、線路沿いに歩くことおよそ1分、
カフェ トゥジュールデビュテがある。
実は以前にも入ったことがあるのだけれど、電車の空いている土日の閉店は18時とあって、ドラキュラの私は、
行きたくともなかなか行くことができないカフェなのだ。
お店が地下にあるので、
突如として都会の喧騒が遮断される。
夜とて汗ばむ暖かさだったので、アイスコーヒーを注文したら、シーズンオフだと白い髭をたくわえたマスターに静かに言われた。
冷たいカフェオレならばある、しかも人気があるというので注文した。
テーブルに置かれたのはこちら。
美しいご令嬢が現れたような姿に、目を見張ってしまった。
そして、いつか来た日に、注文を受けてテーブルに綺麗に並んだのはこれだったのかと思った。
アイスカフェオレの容姿に見惚れたのち、
一口、口に含んだら、これぞ至福の味だった。
少し甘いとは言われたけれど、ほんの少しの甘さが例えようもなく良い加減なのだ。
以前訪ねたのは、2年半ほど前だった。
その間、カウンターに並んだお洒落な飲み物が何であったかずっと気になっていた。
アイリッシュカフェではないかなと思っていたのだけれど。
昨夜、答えをもらって嬉しかった。
アイリッシュカフェはこちら。
2杯目は、リキュールを少し控えてもらったアイリッシュカフェにしました。
貴婦人のようなフォルムで、お味は濃厚で甘めでした。
美しい調度品、暗い空間は、まるでドラキュラのためにあつらえられたようで、
できるなら 夜な夜な訪ねたいところ。
見上げれば、扉の向こうに山手線の列車が見えた。
下戸は、カフェで、生まれ変われるのではないかと思わせてくれるトゥジュールデビュテでした。
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