マトモな政権なら、大臣を辞任させるだろう。
今月1日、片山さつき財務大臣が、都心ホテルの地下大宴会場で大規模政治資金パーティーを開催していたことを、しんぶん赤旗、週刊文春がスクープした。
会場前には、銀行業界、証券業界、保険業界、団体の受付の立札がご丁寧に設置されていたと言う。(しんぶん赤旗電子版12月3日)
やっちまえばこっちのものだと言わんばかりだ。
この大臣規範に抵触することは重々承知の上に違いない。片山氏は財務省に20年以上勤務し、主計官まで務めている。政治家業もおよそ20年に及ぶ。
素人でさえも、財務省が所管する業界団体、それは金融機関のみならず来年度予算編成期にあってあらゆる省庁の補助金等の事実上の決定権を持つところのトップが、政治資金パーティーを開くことの問題性は十分認識できる。
パー券は1枚2万円で、参加者によれば千人はいたのではないかと言う。2千人収容の大宴会場、多くはパー券を購入しても出席しないと言われ、利益率は98%とも言われている。
2千万円から4千万円を集金した可能性がある。
2千万円は、非正規雇用者の年収の10年分だ。それを一夜にして稼ぎ出す。政治家業が辞められないわけだ。
パーティーと言う言葉で、国民を煙に巻いている。
さて、片山財務お大臣の国会での言い訳は、
「毎年同じ時期に開催しているから大臣規範に抵触しない。」
「金融業界に対しては合意解約した。」
「パーティーは寄付ではない。」
これに対して、実際に返金されたどうかわからず、金融業界のみに対しての返金で済む話か、そもそも開催すべきではなかったと、日本共産党小池議員が指摘した。
しんぶん赤旗と文春が報じなければ、一部の合意解約もしなかったに違いなく、これからも大規模パーティーを続けていただろう。あるいは、金融業界を表向き除いたパーティーはこれからも続けるかもしれない。
毎年、来年度の予算編成期にパーティーを開くのが慣わしであったと言う片山お大臣。仮にヒラ議員だったとしても財務官僚OGから「あれ、よろしくね」と連絡が入れば、財務省はそれに応えざるを得ないだろう。官僚は昇進、天下りのご褒美にもつながって行く。
これを『政官業癒着』と言うのだろう。
片山さつき財務大臣と高市早苗総理大臣と言えば、生活保護受給者バッシングの主導コンビだ。そして2013年生活保護が引き下げられ、今だにそのままなのだ。今年6月に最高裁が減額を違法とし取り消しを命じるも、厚労省(財務省)は、減額分の一部しか補償しないと言う。原告の中にはこの夏、エアコンが買えないままに亡くなった人もいる。
巨額のパーティー収入、巨額寄付金を受けウハウハの片山お大臣、高市総理の、弱者いじめは終わりがない。
本日は、片山さつき財務大臣に12月1日開催の大規模政治資金パーティーについて問うた日本共産党小池晃議員の質疑14分をお聞きください。
片山財務相パーティー券問題/スルガ銀行不正融資問題など 2025.12.4



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