泳ぐことすら忘れて、ぽっかりと口を開けて
ぬるぬるした白いお腹を晒す魚のように腑抜けている。
誠に疲れた。
今週は通院があったのだ。
昔むかし 女王蜂という映画のCMで
「女王蜂女王蜂女王蜂女王蜂女王蜂女王蜂・・・・」
と女王蜂がしつこく繰り返されるのがあった。
それと同じように先週の末から
「通院通院通院通院通院通院・・・」の二文字が私の中にぎっしりと詰まった。
こうして身も心も固くしての通院は、
大渋滞にタクシー運転手さんが大きく周り道をして予約時間にどうにか間に合わせてくれた優しさも
太陽光を遮断する大道具、小道具を持ってふーふーして検査室に入いる私に
「大変ね〜」と声をかけてくれた馴染みの視能士さんの優しさも
沁み入ってはこなかった。
ようやく「通院通院通院通院・・・」の連なりが、ちぎれようとしている。
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