2020年一番大きなスーパームーン |
私のまずいご飯が、来る日もくる日も続いている。
それはまるで、ガタンゴトンと音を立てて、どうにか走り続ける汽車のようだ。
時々、石炭を補給すべく駅に停車する。
そのステーションがまさに崎陽軒で、エネルギー源の石炭は、シウマイ弁当だったのだ。
ところが、この度停車場がなくなってしまった。
新型コロナの緊急事態宣言発令で 商業施設が閉鎖されることとなったからなのだ。
私のまずいご飯が続いた先には、崎陽軒のお弁当というご馳走があった。
どんなに私のご飯がまずかろうと、次は崎陽軒だ!と思えばこそ、我慢もできると言うものだ。
通院の翌日は、どうにもかったるいものだから、
あらかじめ崎陽軒に予約をすべく電話をかけた。
すると、いつもの田川さんの第一声
「いつもありがとうございます。」が暗かった。
私が明日の予約と切り出して、返ってきた言葉は、明日から閉館だからお店もお休みだということだったのだ。しかも5月の6日までの予定だと田川さんの力ない声が続いた。
私は動揺した。
そして、残念な気持ちを伝えて、電話を切った。
月がご馳走なんて、詩人みたいなことを言ってはいられない。
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