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2020年4月30日木曜日

コロナ、コロナで終わる4月



満開の桜で迎えた4月もおしまいです。
今日のヘルパーさんの支援の前には、検温を求められました。
35・2度を確認してからのスタートとなったのです。
2020年3月31日

補正予算が成立した。
新型コロナ対応で経済対策が盛り込まれたものだ。
事業規模で117兆円は過去最大と首相は力を込めて言う。
昨日も今日も国会では、賃料の支払いが困難な事業者に対しての補助を野党議員が繰り返し強く求めた。
2020年3月31日

改めて「家賃」と言う言葉に思うことがある。
首相を始めとして、閣僚に家賃を払った経験がある人はいるのだろうか。
売り上げがないのに、家賃を払わなければならない事業主、
仕事がなくなって収入が無いのに、家賃を払わなければならない個人の悲鳴を肌で感じる閣僚はいないのではないか。
ある意味、大家、ビルオーナーの気持ちはわかるかもしれないけれど。
2020年3月31日

この度のコロナ対策で生じている政府の対策のズレってこう言うことも大いに関係している気がしている。



そしてどの道、桜を見る会は中止でした。
 おうちでお花見をうたった、お花屋さんも緊急事態宣言後は、休業しています。


皐月には、少しでも先が見えてきますように。

2020年4月29日水曜日

髪ボーボー



 2月も3月もためらって、髪がボーボーに伸びてしまっている。
3月は歯医者さんの帰りの夜道で、営業中の美容室をそっと覗きみた。
なるほど、HPどおりに夜もやっているじゃないか 。
ガラス窓の中、一人の女性客と一人の美容師が見える。
男性美容師は、椅子に腰をかけて、女性の髪をカットしているところだった。
二人の男女の顔の高さは、等しくて、
若い女性の頬にぶっちゅっと接吻ができるほどの近接状態だった。


二人が互いに望む距離ならば、何人もそれを妨げることはできない。
私はガラスに顔を寄せて、水槽にへばりついた石巻貝のようにじーっと覗き続けた。
男性美容師の顔にはマスクが付いていなかった。
女性客もしかりだ。
「危険だ。」私が心の中でつぶやくと、
男性美容師がこちらに気がついて、一瞬だけ手を止めた。
けれど、なんだババアかと言うように見えないふりをして、
直ぐに手を動かして、女性客との会話を続けているようだった。


新型コロナで、美容室も休業要請が出るのか出ないのかと言う
4月の始めに、美容室の様子や美容師へのインタビューがテレビで報道されて いたけれど、映る美容師はみんなマスクを付けていた。
客が私だったら、美容師は椅子に座っての密着カットにはならないかもしれないけれど、やはりためらった。


 入退院を繰り返していた15年前は、最長8ヶ月も髪を切れなかったこともあったから、もう少し我慢しよう。


 今日の東京の最高気温は21度、最低気温は10度、晴れ時々曇りの予報です。
本日も当ブログにアクセスいただき有り難うございました。

2020年4月27日月曜日

ドラキュラが見る風景



多くの客引きが、灯りとともに消えてしまった通り。
雨の日はビニール傘をさして、
寒い冬の夜にはジャンバーを着込んで、
仕事帰りの男性や若者に熱心に声をかける客引きが
ずらりと並ぶ通りだったのに。
こうした当たり前の光景を撮ってこなかったことを悔やんでいる。
当たり前だった夜が今はないから。
2015年6月撮影

2020年4月26日日曜日

救世主は崎陽軒のシウマイ弁当



 彼方に見えるは夢か現か幻か。
赤いチャイナドレスに身を包んだ女性がいる。
女性の前に積見上げられた、黄色い包み。
新型コロナ感染拡大防止、外出自粛のおかげで、
私は毎日のおさんどんにも疲れ果てて、幻覚でも現れたのかと思った。
ぐいぐいと近づいて行くと、
赤いチャイナドレスの女性は確かに田川さんであった。
思わず「田川さーん」とすがるように声を出した。
「ああ、あんこさん!」
互いの声がマスクに遮られて小さく響いた。
そして、それはまるで幼き日に生き別れた姉妹が苦難の道のりを経て、30年ぶりに再開したかのごとくであった。
「田川さん、私、もう死んじゃいそうよ。毎日のごはん支度でへとへと。」と言うと、
白いマスクで顔を半分覆った田川さんは、それは苦労であったとばかりに
「そうでしょうよ。そうでしょうよ。」と優しい声で頷いてくれた。
私の目には涙が湧いて、命拾いをしたかのようにヘタっとその場にしゃがみ込みたくなった。


夜のスーパーマーケットの片隅に小スペースだけれど 崎陽軒の出店があったのだ。
しかもその日が初めての出店だと言う。
そのスーパーマーケットは閉店時間が早くなって私はなかなか足を運べなくなっていた。
偶然にも出店初日に出会うとは、シウマイのお導きか。
5月6日までは毎日販売してくれると言う。
救われた。



並んだ昔ながらのシウマイに号令をかけて5つ確認した。
鮪の漬け焼きも、千切り生姜も、昆布もあんずもみんな主役だ。
有り難う、崎陽軒、有り難うシウマイ弁当!


登場人物の名前は仮名です。
今日の東京の最高気温は25度、最低気温は13度、晴れ時々曇りの予報です。
本日も当ブログにご来訪いただきまして有り難うございました。

2020年4月25日土曜日

となりの芝生は青い



未曾有のこのコロナ危機に、
適切な対策を次々と打ち立てて実行できる政党が他にあるだろうかという思いもあって、批判はおいておいたけれど、
やはりとなりの芝生は青く見えるな。
 例えばドイツのメルケル首相だ。
つい先日もきっぱりと中国を正すように申し述べた。
中国がウイルス発生源の情報 に、より透明性をもっていれば世界はもう少し良い状況になっていたと。
ドイツでは他の近隣国に比べて、感染者数に対して死亡者の数が極めて少ない。
ウイルス検査を大規模に実施したとされる。
そして、民間から天才を大臣に起用したと言われる台湾だ。
4月14日時点で死亡者が6人と報道されている。
年明けには専門家会議を開いていたというから、リーダーの危機意識の高さと実行力、側近に有能な人材を起用して任せる度量の大きさが、羨ましい限りだ。
韓国においても、当初は感染拡大が懸念されたけれど、ドライブスルー方式での検査実施などが効果的に働いているようだ。


今日、日本政府は、医療用ガウンやマスクが不足する医療機関に優先的に政府がそれらを配布する方針を決めたそうだ。
ようやく、不足する医療機関の実態を把握してシステム化するということだろうけれど、言うまでもなく遅い。
けれど、緊急事態宣言二日後に、歌舞伎町の風俗店でサービスを受けていた野党議員には言葉も出ないほどに呆れ返った。
この高井議員は、いわゆる政党渡り鳥だ。
立憲民主党は、身体検査もなしに入党させたのだろうか。
そして、党を除名されたけれど、いまだ国会議員だ。
(これについては与党の河井克行議員、河井案里議員も同様にいまだに国会議員である。)
政党渡り鳥といえば、我が東京都知事も、都知事選を控えて、血税でバンバンCMに登場している。
「東京都知事の小池百合子です。・・・Stay Home」
選挙CMなんだか、外出自粛要請なんだかわからないプロパガンダは、どさくさに紛れてという感が拭えない。
上記他国のリーダーは、邪念なくコロナに真っ向から立ち向かっているように見える。

2020年4月23日木曜日

コロナ禍で路上生活者は?



 冷蔵庫の棚も空っぽになったので、
夜の早いうちにスーパーマーケットに向かった。
道すがら、軒を連ねる居酒屋にも灯る灯りはなく、ビルの入り口に並んだ各店舗の電子看板だけが、忘れてくれるなとばかりに明るく灯っていた。
8時を回ったばかりだというのに目的のスーパーマーケットは営業時間が短縮されて真っ暗だった。
9時閉店となった別のスーパーマーケットでは、混み合うほどの人もなく、レジ待ちの人もいなかったので心配なく買い物ができた。


帰途、暗い公園から人々の声が響いて来た。
「くしゃみがいけないんだってよ」
何人かの人がいるようだけれど、暗くて見えなかった。
マスクもないし、と言う声も聞こえて来た。
街の不穏な気配に何か大変なことが起きているのはわかるけれど、一体それが何なのだかわからない様子だった。
コロナやウイルスという具体的な言葉は聞こえてこなかった。
ネットの情報も得られない路上生活者は、生命をも脅かす ウイルス感染を良くわかっていないのではなかろうか。
私は、事情だけでも伝えたい気持ちに駆られたけれど、下を向いて帰宅してしまった。
東京都では、ネットカフェ難民などの対策に500戸の借り上げげ住居を検討しているようだけれど、どうも路上生活者への支援が見えない。
住居のない人には、例のマスクも届かないのだ。

2020年4月22日水曜日

コロナ禍でごはん作りに休みもなくなって



ごはん作りもどうにもかったるい。
重い冷蔵庫の扉を開けて、
お前ら、自主的に鍋に入れ、踊れ!
出て来てフライパンで転がってくれ。
お前らに主体性はないのか、とピーマン相手に凄んだり、泣きついたりしている。
2016年4月撮影



2020年4月20日月曜日

お詫びの一枚



今夜はこの一枚でごめんなさい。
通院後、どうにもかったるく石のように動けないので、
一度は処方を断ってしまった薬を、今日改めて出してもらうことにしました。
こんな折ですから、大学病院に電話をすると、処方箋を病院から調剤薬局にFAXで送ることで、薬を得られるとのことです。
病院への支払いは、次回の通院時で良いと。
その薬は、免疫の異常値がこれまでの10倍にも及び、医師が思案の末に処方してくれたものですが、光線過敏の症状には全く効かなかったので、私はすねた子供ように「要りません。光線過敏に効かなかったしぃー」と診察の際に申したのです。
その時医師は「そっ!じゃ腎臓の先生に相談してね!」 とおっしゃいました。
すみませんでした、今頭を下げています。
そして受診の時、診察室の灯りは一切消灯して、医師の手元だけを照らすスタンドが用意されていました。
それは看護師さんが用意してくれたと言うことでした。
改めて、ありがとうございました。

2020年4月19日日曜日

通院辛苦



 日に日に新型コロナウイルス感染が拡大する中で、
果たして予約どおり受診できるものか。
強まる太陽光の日差しとともに不安が 募っていった。
だいたい通院の足となるタクシーが配車を減らしているというから、前日にはタクシー会社にも確認の電話をかけた。
いざ、重装備でタクシーに乗り込んで、日差しと熱さに耐えて病院に到着して、休診や代診だったとしたら落胆はどんなに大きいことか。
大学病院にも前日に確認の電話をかけたけれど、これがなかなか繋がらなかった。
「ただ今、電話が混み合っております・・・」が繰り返された。
通院患者の中には、コロナ感染の症状があって問い合わせる人もいるのではないだろうか。いやいやそれは通院患者だけとも限らない。
そんなことを考えて何度も電話をかけているうちには、ようやく繋がって、予約どおりの診察が確認できてやれやれだった。
けれど、医療現場の深刻さを物語っていたのは、
通院患者のメインの入り口に消毒のアルコールが設置されていなかったこと。
既に在庫が尽きているという。
エレベーターに乗ろうとすると、数階に渡って立ち入り禁止区域と記された案内が目に留まった。
そして、受診前に改めて検温を求められたり、医師がフェイスシールドを着装していたりした。


診察を待つ間、持参した僅か25ミリのアルコールハンドジェルで 指を消毒した。
トイレットペーパーが買えずに、何度も足を運び続けた3月の、真夜中のスーパーマーケットの棚に、突如100本ばかり並んだ小さなボトルがそれだった。
その時は、何だこんな小さなのと思って、迷ったけれど、買っておいて良かった。
闇夜を待って自宅に帰る時には雨が降り出して、
断腸の思いで出かけた昼間は、
曇りのち雨の予報の雲がどこに行ったやら、かんかん照りで、
とても疲れた通院でした。
今日の東京の最高気温は22度、最低気温は9度、晴れ時々
曇りの予報です。
お天気をお知らせしても、多くの方がご自宅にずっとおいででしょうから関心ないですかね。
今日もブログにご来訪いただきましてありがとうございました。


2020年4月18日土曜日

牛男の写真

photo Ushio

私は通院でダウンしておりますので、
今夜は牛男の写真展ということでお許しください。
このような折には、私の闇夜の陰鬱な写真よりは、日差しが眩しい春の街並みの方が少し晴れやかな気持ちになるかもしれません。
photo Ushio

日中だと、都会にあっても淡いピンクと黄緑色を背景に八重桜が撮れるものなのですね。
photo Ushio

photo Ushio

 オフィスビルかホテルか?建物に芽吹いたばかりの木の芽の黄緑が印象深いです。
photo Ushio

 ドラキュラである私には恐ろしく眩しい写真ですが、
こんな光に心弾んだことも遠い昔にはあったのだと思います。

photo Ushio

 もう晩春から初夏へと向かう季節を感じさせられる一枚です。

photo Ushio

 最近新しくなった公園でしょうか。
強烈なLEDライトが張り巡らされて、私は夜も通ることが出来なくなったので、このような像はわかり得ませんでした。
photo Ushio

photo Ushio

 ぷくぷくとまさに金魚が寄ったような花姿の金魚草が艶やかです。
photo Ushio


写真は今週、会社から有給休暇の取得を奨励された平日に撮影したそうです。
日本の多くのサラリーマン、サラリーウーマンがそうであるように牛男も有給休暇は、身体の具合が悪い時か、よんどころない用事の時しか取得したことがなかったと思います。
牛男にとっては初めての、息抜きとなる有給休暇だったかもしれません。
photo Ushio

最後は光の中にあっても、桜の季節のおしまいの切なさを感じる写真です。
photo Ushio

 本日もブログにご来訪いただきましてありがとうございました。

2020年4月14日火曜日

西友ありがとう!



 ほとんどのスーパーマーケットでは、緊急事態宣言を受けて、
夜の営業時間を短くしてしまった。
そして、抱える難病で光線過敏の症状が重くて夜しか外出できない私は、スーパーマーケットが利用しづらくなった。
コロナ禍のずっと以前から、右から左から多くのパンチを浴びてきている中で、さらにパンチ を受けて、私は追い詰められた感じがしている。
そんな中で、西友は24時間営業を継続してくれるという。
時短による混雑緩和が大きな理由だろうけれど、感謝だ。


世の中には、夜しか外に出られない私のような人間もいることも知って欲しい。


2020年4月13日月曜日

牛男の写真

photo Ushio

依然として日本でもコロナ感染者数は増え続け、
なんとも暗い気分でまた一週間が始まります。
photo Ushio

時差通勤で6時に自宅を飛び出る毎日が長く続いていた良人も先月末からテレワークが中心となりました。
朝食後、6時から部屋に篭り続ける良人は、疲労が著しく陰鬱になってきたようで、ついに土曜日には外を歩いてきたようです。
今夜は、良人が撮影した春の鮮やかな花々をお楽しみください。
photo Ushio

昼夜逆転の生活をしている私は、篭る良人の様子はわかりません。
まして、良人は日の当たる部屋で仕事をしているので覗くこともできないのです。
「今日はテレビ会議もした」と聞いた翌日は、私もテレビ会議に参加したいという思いがあったのか、昼間わーわーと大声で寝言を言い続けたようで、良人に起こされたこともありました。
photo Ushio

夕刻になって仕事を終えて部屋から出て来る良人の衰弱が著しいので、一度、こっそり覗いてみようかと思うようになりました。
抱える難病で光線過敏の症状が重い私は、
通院時の完全遮光上着を羽織って、サングラスをかけて顔を覆って、 そっとドアを開けてみました。
鶴が自らの羽をむしって布を織っていたという、鶴の恩返しのように、すね毛でも抜き続けているのではなかろうか?
 そんな思いもよぎって、ドアをそっと少しだけ開けてみると
photo Ushio

予想に反した、向きで仕事をしていた良人と一瞬で目が合ってしまった。
米粒のように小さな良人の目が、キーっと光って私を捉えて、
私は縮み上がって、ドアを閉めました。
photo Ushio

 今日の東京の最高気温は12度、最低気温は8度、雨時々大雨の予報です。
止むを得ず、通勤の方はどうかくれぐれもお気をつけ下さい。
 そして、万が一罹患されてお辛い毎日をお過ごしの方がおられましたら、1日も早いご回復を心よりお祈り致します。
photo Ushio

photo Ushio