東京駅 |
いい音楽と共に
霜月の幕は下りた。
昨夜は、NYK交響楽団の定期演奏会にお招きいただいて出席することができた。会場は、東京駅から徒歩3分の丸の内にある日本郵船ビルのホールだった。
室内楽の時間にどうにか間に合い席も確保できものの、会場は既に観客で満たされていた。
来年は抽選か招待客の審査ということになってしまわないかと心配だ。
室内楽は、もっと聴いていたいと、引き込まれてうっとりしたところでおしまいというのが誠に残念だ。
またこの暑い夏は、ドビッシーを何度となく聴いていたので、月の光の透明感ある音色に流れ行く時を淡い思いで感じた。
ヨハン・シュトラウス2世のジプシー男爵序曲は、完成度が高く
会場の空気を揺らす音が身体に響いてきた。
シューベルトの未完成では曲の味わいを存分に楽しむことができて、いただいた解説にあるとおり、第2楽章の最後は余韻が残った。
そして、この度東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターである三浦章宏氏がソロパートを演奏されるので、最後の演目としたというチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ長調は、何度となく聴いているけれど、三浦さんとヴァイオリンとの熱のある会話のようなものに圧倒されて、緊張した。
アンコールでのモンティのチャールダーシュでようやくリラックスして楽しむことができた。
この度は、演奏会のご案内を少し早くいただいたので、
あらかじめ予習もできた。
と言っても、楽譜にも目を通したかったけれど、そこまではできず、曲が作られた背景 までと言ったところだ。
来年2020年はベートーヴェンの生誕250周年に当たり、ベートーヴェンの曲目が予定されているそうだ。
東京駅南口広場 |
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