丸福珈琲 |
冷たい雨が降る日が一週間も続いた。
うんざりだ。
食べることとブログアクセス数だけを心の拠り所に生きている私にとって雨は心をざらざらにする。
師走を目前に、プータローもあれやこれやと こなさなければならないことはあるけれど、
仕事をする人たちはさらに忙しそうだ。
ここで言う仕事というのは、職に就いている人ということだ。
そんな中で来春早々には高校3年時のクラス会をやろうということになっている。
私は、幹事補佐のつもりなのだけれど、幹事らは多忙だ。
幹事長は、この金曜日から日曜日までは仕事関係で九州だから連絡が難しいと言う。
そんな折、先週の宴で、クラス担任だった教師がご健在だと言う 情報を得た。今だに年賀状のやり取りをしていると言うのだ。
他にも年賀状のやり取りをしている級友もいた。おそらく恩師は百歳近いであろう。
恩師は日本史を教えていたけれど、私は理系志望だからどうでも良いとばかりに全部の授業で机に伏せてゆだれを垂らして眠っていた。
私は、恩師には酷く叱責されることが多かった。褒められたうちには入らないかもしれないけれど、一度だけ、黒板に板書した時に、「達筆じゃないか。」と言われたことがあった。
昨夜届いた幹事長からのメールには、
「あんこさんには、みんなへ魅力的な案内文を作っていただけたらありがたいな」なんて書いてある。
それはプータローの私が作るしかないだろう。
恩師へのアプローチはどうするのだ?
電話と言うのは失礼だ。
やはり手紙だろう。
先生のご様子はわからないけれど、ご出席のお願いと級友のことも多少は触れなければならない。
皆、各方面で活躍中で、中には世界的な賞の受賞候補者までいますなんて書いたりする。
で、自らのことは?
「私はプータローですが」だ。
小っ恥ずかしいったらありゃしない。
ある級友が結婚報告の折、先生は「君たちがどんなに偉くなろうとも私は君たちの恩師である。」と言われたと言う。
私はそれをメールで読んで涙が溢れてきた。
恩師は、生徒を褒めることもなく、我々はとかく先輩達と比べて馬鹿だと言われた世代だったけれど、 生徒を信じていたのだな。
私は、気が重い金曜日を迎えました。
今日の東京の最高気温は10度、最低気温は4度、晴れの予報です。
これから勇気を出して、お健やかであってほしい恩師に手紙を書きますよ。
皆様におかれましては、充実した週末をお過ごしください。
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