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2017年10月21日土曜日

野次馬になった夜



むっくりと起き上がって出かけた。
喘息で眠れなかったので、ヘルパーさんが帰った後、
一寝入りしてからのこと。
7時に首相が応援演説に来るとのことだった。
8時から用事があったけれど、
コートを羽織って、視界良好なるビニール傘をさして、
しとしと雨の中、現地に向かった。
到着したのは、7時13分。
すでに党員、サポーターは聴衆エリアに収まっていた。
当然ながら後から来た野次馬に居場所などない。
右往左往して、意味のない傘の写真と警官の後ろ姿ばかりを撮った。
驚いたのは、動員された多数の警察官の誰もが低姿勢だったことだ。
「止まらないでください。通行の邪魔になります。」と静かに呼びかけていた。
これが「止まるな!通行人の邪魔だっ!どけー!」だったら、
警察官への反感は、即座に自民党への反感となるだろう。
『お達し』が出ているに違いないと思った。
自民党から出馬している候補者には余裕があった。
国会に送り出してもらうにも、多数の票(差)で当選したいのだと訴えていた。


7時半を回って現れたる首相。
わっー!というような特別な歓声もなかったけれど、
ヤジもなかった。
「首相の登場に雨も止みました。」と、誰かがマイクで言ったけれど、単なる偶然だろう。
首相も殊勝に演説をしていた。
けれど、自民党が過半数を確実にするであろう選挙後は、
また暴走か、忖度合戦、一億総ポチにならなければならないのか。
用事があったので途中で退散した。
用事を済ませた後、
0時近くのドラキュラのモーニングは予定変更となった。
ジョナサンの温かいカニ雑炊と野次を腹に収めた。


憲法改正の発議が現実となろうか。
台風の投票日が日本の岐路になるのだな。


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