先週の通院前に、最初の主治医のブログ更新はないだろうか?
と久々にドクターブログを覗いてみた。
ブログは、2年前のままだった。
やはりの結果だ。
ぶったまげたのは、主治医だった女医が生年月日を公表したことだ。
どうしても知りたかったのに、わからず仕舞いだった医師の年齢、
看護師に聞いても、研修医に聞いても、実年齢は不明だったのだ。
そして、かなり年下だと私は判断していた。
ところが、私より年上だったのだ。
その最初の主治医とは、
抱える難病の最初の症状は腎臓の故障だったのでその時の医師だ。
それは、13年前のこと。
生検をやると言うので、私はどうしてもその医師の年齢が知りたくなった。
経験がどのぐらいあるのだろうかと。
腎臓に針を刺して、腎臓の組織を取り出す検査は、失敗すれば命取りになるものだから。
それに、以前家族が入院する大学病院で、患者が肝生検を失敗されるということが起きた。
違う所を刺されてしまったという話だった。
夜になって、消化器科の副部長医師と失敗した医師が患者のベッドに謝罪に来ていた。患者は安静にベッドに沈んでいた。
私は、何としても、医師の歳、臨床経験をリサーチせねばと、
必死になった。
私は、10リットルもの水を身体に蓄えたものだから、脚は胴体のように膨らみ、腕は大根のよう、お腹にも、肺にもお水が溜まっていて、息苦しいのに、ベッドに横たわったまま研修医や看護師を呼び止めて、「○○先生は、何歳?教えて、教えて」と尋ね続けた。
でも誰もが知らないと答えた。
その主治医は、別の大学の出身だったので、 研修医も本当にわからなかったのだろう。
ついに生検の日が明日という日に、本人に恐る恐る尋ねた。
「せんせいのお歳がわからなくてぇ、」
その時、女医は不敵な笑みを浮かべた。
「せんせい〜、あの、その、臨床のご経験は10年は、お、あ、り?、せ、生検をやっていただくのに、心配でぇ〜」
すると、医師は、「前の病院でも、何度もやっていますよ。何なら教授に頼みましょか?」
私は、「きょ、教授は結構です。わかりました。よろしくお願いします。」と言った。
私は、とっさに、教授は、逆に腕が錆びついているかもしれないと思ったのだ。
今は、有名病院で大活躍の当時の主治医である女医には、
重ねた無礼を花束の画像で許してもらおう。
実は、その時の主治医であった女医に私は捨てられた。
1年もしないうちに「研鑽してきます!、腕を上げて帰って来ます。」と言って、関西の名門病院に移ってしまったのだ。
今時、患者から逃げても医師はインターネットで勤務する病院ぐらいはわかってしまう。
あるとき、その女医のブログも発見したのだ。
勿論、そのプロフィールに年齢は明らかにされていなかった。
だいたい医師は、実年齢より若く見えるものだと、思っていながらも、まさか私より年長だったとは。
患者28、医師29歳。
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