過去 1 週間のページビュー

2017年6月5日月曜日

加計学園へ天下りの事実



 首相の腹心の友が理事長を務める加計学園の獣医学部新設が認められた件で、当時内閣参与に就いていた人物が計画段階で、
文科省次官と面会していたと言う。
前次官は、内閣参与であった木曽氏から「 獣医学部の件でよろしく。」と言われたとしている。
木曽氏は、時間や場所は覚えていないとしながらも、意見交換などはしていると認めている。
しかし、総理の指示は否定し、巨大な忖度の塊だと思うと語っている。

当時内閣官房参与であった木曽氏は、
現在、加計学園の理事であり、加計学園の運営する千葉科学大の学長である。
また、木曽氏は、文科省のOBでもある。
大方の国民の想像どおり、首相の友人の経営する加計学園と霞ヶ関、官邸との関係が深いことが明らかになった。
内閣官房参与はいわば首相の側近だ。
今も、学園の理事であり学長である人物が、首相の指示があったとしても、そうは口が裂けても言えまい。
 また、現在の官房副長官も加計学園の経営する大学の客員教授として名を連ね、過去落選中には、客員教授として報酬も得ていたと言う。
 加計学園は、関連法人まで含めると大学を6校 、専門学校8校、高等学校5校の他、幼稚園から中学、特別養護老人ホームまで30以上の学校、施設等を運営している巨大な組織だ。
霞ヶ関OBや政治家を受け入れて、うまくやって行きたいと思う側と、退官後や浪人中の行き先にしたいと思う側の利害が一致していると見るのは、偏見だろうか。



類似する「森友問題」では、
あってしかるべきとされた国有地の売却の交渉記録のデータが、
財務省のシステム更新に伴い消去されてしまった。
真実は、どれも闇の中に消えて行くのだろうか。

0 件のコメント: