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2017年6月28日水曜日

加計学園獣医学部新設問題で広がる波紋



 国会は、18日に閉会してしまった。
加計学園問題についても政府は逃げ切った。
 しかし、波紋は広がり続けている。
国会で、首相は、獣医師会の意見に配慮して、1校に限り獣医学部の新設を認めたことになったと言う趣旨の発言をしたが、
日本獣医師会は、事実に反すると反論している。
 また、新設方針の決定直前の昨年11月に、「(加計学園獣医学部について)平成30年4月に開学を目指す 。」とする官房副長官の発言があったとされる文書が新たに見つかってもいる。
 そして先週末、首相の発言は、一変した。
首相は、獣医学部の新設について、「速やかに全国展開を目指す。」と発言したのだ。
新たに私立の学部が新設されれば、国がその分、助成金も負担する。獣医師の需給バランスはどうなのか。ペット数の減少傾向が指摘されている。私立学校の事実上の倒産については当ブログで以前にも触れている。
野党は、国会閉会中審査と臨時国会の召集を求めているが、政府与党は、これに応じていない。
昨日は、これまで首相を強く支持していた、経団連の会長がついに、記者会見で、国民の内閣支持率低下について、政権運営に過信があったのではないかと指摘した上で、「安倍総理大臣は国民に不信を招いたことを率直に認め、必要があれば、真摯に丁寧に説明するとしているので、約束どおり説明をする機会を作っていただきたいし、そういう運営を期待したい。」と発言した。
経団連会長は月初には、加計学園問題は優先順位は高くない、もっと他に議論すべき事項が山ほどあると、加計学園問題を巡る国会での議論に苦言を呈していた。
 今、この国の首相は、誰の言うことなら耳を傾けるのだろうか。




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