朝のテレビのニュース番組で、
女性国会議員の罵声を聞いたら、眠れなくなってしまった。
太陽に当たることができないドラキュラは、
朝のニュースを一通り見てから眠りにつくのだ。
それより前の夜中にグーグルニュースで、
国会議員が政策秘書に暴言と暴力を振るったことが週刊誌に掲載されると報じられたので事件と言えるおよその内容は知っていた。
しかし、録音されていた暴言は、予想をはるかに超えていた。
その国会議員の品性のみならず人格まで、
疑われる聴くに耐えられない言葉が、一言二言ではなく続いた。
東大法学部卒業とあってか、脅迫言葉は、歌いながら言うことで、事件化した時に「脅迫」を否定できるように、意識的に途中で歌にしたとのではと思う。
びっくりして眠れなくなったのだ。
女性国会議員は政務官まで務めており、御三家と言われる中学高校卒業など輝かし経歴が、報じられた。
けれど、なぜか午後になると、中、高校の名前だけが報じられなくなった。
当選二回で、100人もの秘書やスタッフがこの議員事務所を辞めているとも言われているから筋金入りだな。
夕方、難病認定の更新手続きだの、家のことに追われていたら、
なんだかどっと疲れて、
おめざはスープストックにしよう!と
夜の8時に出かけた。
暑くなってきて、足が遠のいていたスープストックだけれど、
カレーが二種類あった。
二者択一ができず、豊洲も築地もと言うように、カレー二種とご飯を食べた。
スープストックの魅力には、味のほかに、スタッフがある。
揃ったように、皆んな、清らかで、優しいのだ。
世の中には、一見すると、お愛想が良くて、低姿勢で、でもお腹の中はどうかなと言う人もいっぱいいる。
でも、スープストックのスタッフは、エックス線検査でもCT検査でもお腹も綺麗です、と言う感じなのだ。
昨晩は、密かにずっと想いを寄せている、清田さんが、カウンターに立っていた。
清田さんは、楚々として、美しく、レモンのような女だ。
私は、恥ずかしくて、恥ずかしくて、もじもじしてしまった。
自らの要望をどう説明したか覚えていないけれど、カレーもスープのように二つと言うセットができると清田さんに言われた。
「ご飯は、大きいのにしますか?」と清田さんに聞かれたとき、
私は見栄を張って、「普通で」と言ってしまった。
意中の女に大食いだと思われたくなかったのだ。
カレーは、カシューナッツのボッタとぶどう山椒の麻婆カレーだ。
どちらも美味しかった。
パクチーが載っているのがぶどう山椒の麻婆カレーで、麻婆豆腐のカレー版という感じだったけれど、山椒好きにはたまらない、カレーだった。
黄色いのがカシューナッツのボッタで、ココナツミルクとかぼちゃの甘みがまろやかで、とても美味しかった。
付け合わせの、タマネギやカリフラワーもほんのりビネガーが効いて美味しかったので、ご飯がどんどん進んでしまった。
結局、恥を忍んで、ご飯を追加でもらった。
でも、優しい清田さんに二回対応してもらうことができた。
今日の東京は、最高気温29度、最低気温20度、晴れ時々曇りの予報です。
やっとの金曜日ですね。
ランチに癒しのカレーはいかがですか?